民芸店の昔話 終
青星
「…コレも定め、ゲンゾウ藁の子供人形を出せ」
ゲンゾウ
「師匠こんなときに」
青星
「早く！」
ゲンゾウ
「はい」
ゲンゾウが藁人形を出す。
青星
「ダイン殿！あの藁人形にスピリットボエムで拙者を付与してくだされ」
「え？でもアレ武器なんですか？」
青星
「大丈夫」
「わかりました…スピットポエム！」
俺がスキルを発動すると同時に…
青星
「スキル道具変幻自在！」
青星さんのスキルが発動！
すると目の前に青星さんが実体化した！
「これは…」
青星
「スキル道具変幻自在はアイテムの設定を多少いじれるのだ」
「設定変えちゃうの！」
青星
「まあ限界はあるがな…それよりゲンゾウ！」
ゲンゾウ
「はっ！」
青星
「もうお前は大丈夫だな」
ゲンゾウ
「え？」
青星
「お前には仲間がいる、今の居場所失うでないぞ！道具効果発動！身代わり！」
そういうとゲンゾウさんの体が光だし眩い閃光を放ったと思ったら次の瞬間そこにはアクアさんが立っていた。
アクア
「え！？どうなってるんですか」
俺は今までアクアさんが居た場所を見るとそこには青星さんが！
先生
「このバカタレ！また同じことを」
ゲンゾウ
「師匠！」
「青星さん！」
すると青星さんは笑って…
青星
「ははは！今回は笑ってみんなを送れそうだ」
アネゴ
「そんな！」
ゲンゾウ
「なぜ！」
青星
「人にはそれぞれ役割がある…拙者がこの場に居て皆とあった時から決まっていたこれも定め」
アクア
「そんな！」
アクアさんが涙目に…
青星
「泣くな！拙者はまだ死ぬつもりはござらん！その涙は次の感動の涙にとって置いてくれ、な～に初めてじゃない大丈夫だ」
ゲンゾウ
「師匠！今そちらに！」
ゲンゾウさんが青星さんの元へ行こうとすると！
青星
「この馬鹿弟子が！スキル！豪風脱出！」
青星さんの手からキラキラとした綺麗な風が俺達を包み強制的に社務所の出口へと運ぶ。
「青星さん！」
ゲンゾウ
「くっ！」
アネゴ
「…」
先生
「次はこうはいかんからな！」
達者で！みんな！
俺達が築くと神社の前に立っていた…
それからは綺麗な色とりどりの光が降っている…
先生
「最後まで忍んでない奴じゃ…まったく」
一同
「…」
俺達は黙ってその光を眺めていた…
