民芸店の昔話14
「イタタ、まさかあんなトラップがあるとわ」
アクア
「あれじゃ迂闊に近づけませんね」
アネゴ
「う~ん」
ゲンゾウ
「ぐぬぬ」
ヨッジー
「こうなったら何度かチャレンジするしか」
「そうだな」
しかし…その後何度かチャレンジしたが失敗を繰り返し、
パフィルの冷たい笑いを何度も見た…
青星
「これでは埒が明かない少々作戦を考えた方が良いのでは?」
「ですね…」
ヨッジー
「これほとんど運ゲーだろ?作戦も何も」
青星
「ふむ、要は罠が問題なのだろう?」
「そうですね…罠を解除するとか俺達は盗賊もないので無理ですし」
ゲンゾウ
「儂は盗賊からの派生だがそっち系の技はとってないな…」
青星
「お主の道具で何か役に立つモノはないか?」
ゲンゾウ
「儂の作った道具ですか…」
そういってゲンゾウさんが自分のお店にあったアイテムを出して探している。
元々民芸品だったので置物みたいなものが多いが、ゲーム様にいろいろな効果が付与されてる。
和傘
水系の攻撃を数回防ぐことがでる。
鷲の人形
使うと風属性のスキルの威力上昇、数回使うと消える。
藁の子供人形達
使用すると一度だけPTを罠から身を守ってくれる。
!
一同
「それだ!」
「その藁の子供人形達を使えばいける!」
ヨッジー
「それを複数使えば…」
ゲンゾウ
「これは1個しかないの~」
「お店で補充すれば…」
ゲンゾウ
「これは在庫がそんなになくての」
アネゴ
「ふむ~」
青星
「ふむ~それなら作るしかないな」
ヨッジー
「ふむ、どれどれ…これは小道具のジャンルか…」
「!」
アクア
「確か主が小道具では?」
「でも!俺全然初心者だよ、ちゃんと習ったわけじゃないから」
ヨッジー
「確かこのゲームって生産はほぼリアルと一緒だよな?」
アネゴ
「教えることができそうな師匠がココにいるわね」
アクア
「ガンバです!主」
ゲンゾウ
「よし!時間が無いいくぞ!」
「えええ!俺の意思は」
ずるずると引きづられてお店の工場へと連れて行かれるのであった…