友の思いと共に
~学校~
吉井
「お~い 高木聞いてるか?」
高木
「え?すまん」
吉井
「最近上の空だな、まあアレはゲームなんだから気持ち切り替えろ」
高木
「そうだな」
吉井
「それより今度の新MAPというかイベントみたか?」
高木
「いや」
吉井
「だろうな、次のイベントの舞台は驚くことに○△市の惣社文化エリアだ」
高木
「惣社文化エリア?ってあの田舎の昭和感満載の町?」
吉井
「ああ、元々は惣社村だったのが合併したあのエリアだ」
高木
「あの町がゲームになるの?」
吉井
「ああ、そっくりな町が出来ていて買い物なんか出来るんだがさらに!現実の世界の方でもいろいろコラボがあるらしいぞ」
高木
「それって結構末期のゲームがやる手法のような…」
吉井
「……まあ、深く考えるのはよそうか、実際にモン○ンとかは温泉町とコラボとかやってるし結構他のゲームのそういうのはあるからな」
高木
「そうだな、惣社ならここから結構近いよな」
吉井
「そうだな、電車で20分だ」
高木
「今度の連休でもいくか?」
吉井
「イイネ!まあ取りあえず今日からMAP開始だからしばらくいろいろ調査して、連休に身に行く感じで行こうか」
高木
「OK」
~その日の夜~
俺はみんなに次のエリアに進むことを話した……
「それじゃみんなにお別れをしてから行くとするかな」
アクア
「そうですね、それにしても今度のエリアが主の住んでいるところに似ているとは興味深いです」
アネゴ
「おもしろそうね」
先生
「どうせ、片田舎じゃろ」
そんな話をしながらジャムさんのパン屋に向かう……
ジャムさん
「そうか、もう行ってしまわれるんですね…YUTAKAさんが戻るまで組織や町の事は私がなんとかしますのでご安心を」
あのあと組織は打倒YUKITOで結束して盛り返しており、蒼き狼達も一緒になって治安維持などを行っているらしい。
「YUTAKAさんが戻ったらびっくりする位の組織にしてください」
ジャムさん
「ええ」
アクア
「……」
「よし!じゃあ行きますか」
ジャムさん
「これはよろしければ道中でお食べ下さい、あと目的地の近くまでは部下に送らせますから」
そういって大量のパンをくれた。
港に行くと黒服のNPCが俺達を待っていた。
NPC
「お待ちしておりました、こちらにどうぞ」
そういって船に通してくれた。
アクア
「なんか寂しいですね」
アネゴ
「また会いに来れば良いのよ」
「ですね」
先生
「時とは流れ変化するモノ…人もモノも変わって行くものだ」
ちょっとしんみりした空気の中船は目的地へと着いた。
「いきましょうか」
アクア
「はい!」
俺達が船から降りた。
NPC
「ありがとうございました、これからのことはお任せください……それとこれを渡すように言われております」
渡されたのは黄色の宝石の様なモノだった。
「これは?」
NPC
「なんでもYUTAKA様が大事な友に渡したお守りだとか…」
「そんなものをもらえませんよ」
NPC
「いえ、お渡しするように言われてますので返されても困ります」
「そうですか…わかりました」
先生
「……」
俺達は新しいエリアの方へ歩き出した……
先生
「気づいたか?」
アネゴ
「ええ」
アクア&俺
「?」
先生
「まだまだだな…船の方を見てみろ」
船の方を見るとそこにはYUKITOさんが!
アネゴ
「彼女がきっとうまくやってくれるわ」
アクア
「はい!」
この宝石はYUTAKAさんがYUKITOさんに贈ったお守り……
全てが終わったらYUKITOさんに返しにこよう……
俺はそう考え新天地へと歩き出した!
「そうですね、よし!いこう新しいエリアへ!」
新しい小説を始めましたので宜しければ!
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