グランドクエスト6-16
「NPCが邪魔して攻撃が通らない上に…遠距離攻撃」
???
「ふふふ、イイネその苦痛に満ちた顔」
俺の苦しむ顔を見て喜んでる
正直あの衛兵は問題ないが遠距離から狙ってくるプレイヤーが邪魔だ
???
「いけー!」
衛兵の動き自体は早くも無いので攻撃を受け流すのは簡単だが…
キル軍プレイヤー
「ファイヤーアロー!」
「アイスマジェスト!」
俺が衛兵の攻撃をかわし体制が悪い所を的確にプレイヤーが狙ってくる
さすが対人なれしているプレイヤーだ
「くそー」
???
「ふふふ、どうやら手も足もでないだろ…さあ どんどんいけ!」
魔法の攻撃を気にすると衛兵の攻撃がさばききれない…
ジワジワとHPが削られていく
保安官の霊
「くぬぬぬ、何か手はないか」
「う~ん」
まずい…このままじゃジリ貧だ
その時
ドーン!
キル軍プレイヤー
「うあ!」
キル軍の一人が爆ぜる
???
「誰だ」
YUTAKA
「ここで負けるわけにはいかないんだぞ!」
YUTAKAさんがバズーカ片手に登場
「YUTAKAさん!」
???
「援軍か!あいつからやってしまえ」
キル軍のプレイヤーの攻撃が一斉にYUTAKAさんに向かう
「YUTAKAさん逃げて!」
YUTAKA
「む!」
急いで退避しようとしているが弱体化の為か回避が遅れている
ドン!
シューン!
魔法の攻撃エフェクトが炸裂している
「YUTAKAさん!」
砂煙が晴れるとそこには傷だらけのYUTAKAさんが
YUTAKA
「しくじっちまたぞ」
???
「なんだ弱いじゃないか、さっさと止めを刺せ」
「お前の相手は俺だろ!」
???
「バカかお前は、そんなの関係ねえ」
くっそ!
キル軍プレイヤー
「ふはは、経験値ゲット!ファイヤーランス!」
「えー私がやる!アイスブロク!」
再び呪文がYUTAKAさんを襲う!
「逃げて!」
万事休すか!
ドン!
ズン!
爆炎が上がる
???
「ふふふ、出てこなければ良いモノを」
「てめーー!」
俺に走り出そうとした時
YUTAKA
「勝手に殺すんじゃないぞ」
砂煙から何かが飛び出して俺の後方に着地した
それはYUTAKAさんと同じスーツを着た屈強な男が数名と抱き抱えられているYUTAKAさん
「その人達は!」
俺が聞くと
黒服の男A
「俺達はボス…YUTAKA様の配下だ、ジャム殿達が我らを洗脳から解放してくれた」
「ジャムさんが!」
黒服の男B
「他の洗脳から解放された者もこちらに向かっている」
「そうなんですか!」
黒服の男C
「ボス、この解毒の薬を」
YUTAKA
「これは…ふふふ、これで全力で戦えるぞ」
そういうとYUTAKAさんが薬を飲む
見た目的にはなにも変わらないのだが…
YUTAKA
「お前等!パーティーの始まりだ」
両手にバズーカを持ち、瞳がギラついている
黒服集団
「了解!」
そういうと黒服が敵へと飛んでいく
???
「増援か!さっさと蹴散らせブラッドターゲット!」
再び戦場プレイヤー達のターゲットを書き換えるが
YUTAKA
「させねえぞ!フルバーストバズーカ!」
YUTAKAさんの背後から3つのバズーカ、両手に2つも合わせて計5つ
YUTAKA
「オールターゲット!シュート!」
全てのバズーカから何発もの攻撃が放たれる
それと同時に黒服さん達が攻撃を開始する
YUTAKA
「他のことは俺等に任せろ!お前はそいつを叩きのめせ」
「はい!」
さあ、俺もパーティーを始めようか