組織の作り方8 2/27改修
~とあるオフィス~
社員の男
「では、私はちょっとバーに行ってきます」
女上司
「大丈夫なの?」
社員の男
「愚問だ」
サングラスから覗く鋭い眼光…でもなぜ室内でサングラスが必要なのか問い詰めたいとこだけど。
女上司
「わかったわ」
社員の男
「…」
男は出て行った…
正直あの男は苦手だ、私が怒鳴った所で反応すらしない…
「一体いつになれば思い通りにいくのよ…」
『私のゲーム』なのよコレは!
ユーザーだの開発者だのあのウザイAIがなんなのよ!関係ない!コレは私のビジネスの1つなの!
どこにいるかわからない幻影に邪魔されるのは耐えられないのよ。
女上司はモニターに映るデータを見ると…
「私だって出来るのよ…」
ホーリードラゴン
データ修正
レベル上昇
マシン化による打撃攻撃無効
特殊攻撃によるNPC蘇生不可
性格 聖者⇒破壊者
…
以上…アップロード
個体名ホーリードラゴンからメタルダークネスドライゴンへ変化
女上司
「ふふふ、幻影…バグなど!すぐに消してあげる」
~ゲーム内~
「ジョニーさんは山脈まで行ったことがあるんですか?」
ジョニー
「ああ、寂しくじゃなかった…ゴホン誰か困っている人が居ないか探しにな」
「あ、うん なるほどですね」
寂しがり屋なのね…
ジョニー
「あそこには心優しいホーリードラゴンがいるぞ」
「ドラゴンですか」
ジョニー
「ああ、俺にたくさんのメシをくれた」
「なるほど、じゃ安全そうですね」
ジョニー
「うむ、もし会うことがあれば儂が話をしてメシをもらってやろう」
「いや、メシは大丈夫です」
ジョニー
「そうか~あのパンの実はうまかったぞ」
アネゴ
「とりあえず日が暮れる前に山脈に行って採取してしまいしょ」
アクア
「そうですね!」
それから暫く行くと。
「なんだこれは…」
そこには焼野原が広がっていた。
ジョニー
「前来たときは美しい高原だったはず」
先生
「みんな伏せろ!」
ブオオオオオン
何かが凄まじい勢いで俺達の頭の上を横切る、
それと同時に微かな泣き声が。
「一体どうなってるんだ」
先生
「原因はアレだな」
そこには黒くそして全身が機械の様なドラゴンが居た。
「アレがホーリードラゴンなわけないよな」
ジョニー
「違う、ホーリードラゴン殿はもっと白く気高い姿、あんな禍々しくは無い」
「ですよね~」
俺はステータスを見ようとしたが何故か見ることが出来なかった。
アネゴ
「来るわ!」
「みんな 俺の後ろへ!」
ドラゴンの翼から衝撃波が放たれる!
「ダブルシールド!」
ぬおおおお!強烈な風に押される。
ダメージ自体はあまりなかったがかなり押し込まれた。
「アクアさん アネゴ後方支援をお願いします!ジョニーさん俺と前衛を」
アネゴ
「任せておいて!ガードコマンド!アタックコマンド発動!」
アクア
「私も!ティンクルステップ!」
「行きますよ!相棒いくぞ」
ガラスの手槍のアイコンが
『^^b』
こいつ表現が多彩になってきたな
「憤怒の槍、レールガード発動!行きます!」
俺が走り出すと。
ジョニー
「ではこちらも、サンダーランス!雷瞬歩」
雷上の槍を展開させると同時に、足に雷を纏わせすごいスピードで敵との距離を詰める。
ジョニー
「雷聖陣!」
バチン!固そうな敵の装甲に槍を突き立てる、
俺も盾を構えながら接近しステータスチェックを試みる。
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メタルダークネスドライゴン レベル???
HP???
MP???
スキル ダークブレスⅡ オートリペア(強)衝撃波 ??? ??? ???
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見ることは出来たが不明な点が多すぎる。
ジョニー
「ものすごい固いが、ほれあの通り砕けないレベルでは…」
しかし、目の前で破壊したはずの部分がものすごい勢いで修復されていく。
「たぶんあれがオートリペアか」
「むむ、これは…」
このままでは正直どうしようもないぞ!
そして又鳴き声が聞こえたが、それに混じって別の声が聞こえた。
ウウウウ…ミグルシイ