モフモフダンディ
ざわつく周囲
「お前さんは・・・」
「俺っちを知らないとは、お前は他所のモノか」
「…」
「俺っちは泣く子も黙る、リボンズファミリーのボスYUTAKAだ」
「リボンズファミリー!」
「ふふふ、どうやら名前くらい聞いたことあるようだな」
「ひえ~お助けを」
他のプレイヤー達が助けに入ろうと剣を構え
新手のイベントかな
これ救出すれば何か報酬でるかも
店主さんを救出します!
それに対して
YUTAKA
「よそ者は黙ってろ」
一触即発の状態
参ったなどうしてこうも問題ばかりが…
その時
「皆さん!武器を納めなさい!」
アネゴが前に飛び出した
それを見たプレイヤー達は
見ろよ鯛がしゃべってるぞ
何だアレ?
アネゴに驚いていると
「今だ!どけー!」
さっきまで大人しくしていた店主が鬼の形相で逃げだす
YUTAKA
「逃がすか!」
カチャ
再びバズーカを構え発射!
ズドン!ハ
パサ
バズーカから出たのは砲弾ではなくネットだった
「うおお!なんだこれ」
YUTAKA
「観念するんだな、俺っちの鳥もちネットからは逃げられんよ」
「くっそ!」
アネゴ
「さて YUTAKAさんでしたっけ、この状況を説明してくれるかしら?」
YUTAKA
「そうだな、コイツは本当の店主じゃ無い」
アクア
「え?!」
YUTAKA
「こいつは急に人が雪崩込んで来たのを見て、ここの店主を追い出してこの店を乗っ取ったんだ」
ヨッジー
「ほ~乗っ取りね」
アネゴ
「なるほどね、でもちょっと穏便には出来なかったの?」
YUTAKA
「ふっ、俺は不器用でね それにしてもお前さんどして俺を疑わなかったんだ?」
アネゴ
「私も昔いろいろとあったからね」
まあ確かにアネゴは昔悪の軍団に居たからそういうの詳しいからかな?
YUTAKA
「ふっ、面白奴だ…みんな!驚かしてすまねえ お詫びにココは俺のおごりだ好きにやってくれ」
おお!
なんかダンディ
モフモフダンディ!
みんなが騒ぐ
モフモフダンディ…たしかに見た目黄色のモフモフキャラが黒いスーツをきてダンディっぽい振る舞いをしている姿はまさにモフモフダンディ
元の店主が戻り プレイヤー達は遠慮なく飲み食いをしている
アクア
「本当に良いんですか?」
YUTAKA
「ああ、構わん 好きにやってくれ」
そう言いながらミルクをロックで飲むYUTAKA
ヨッジー
「では!エビナップサンドお願いします」
俺
「おい!ヨッジー遠慮しろよお前それ何個目だ YUTAKAさんすみません」
YUTAKA
「若いもんはそれくらいで丁度良い、ガンガンいけ ハハハ!」
見た目とのギャップが激しいが豪快な人だ
YUTAKA
「お前さん達ここら辺は初めてか?」
俺
「ええ、取りあえず散策しながら海底都市に行こうかと」
YUTAKA
「なるほど、よし!わかったこれも何かの縁だ!が案内してやろう」
何か嫌な予感が…
俺
「折角ですが
アクア
「ぜひ!御願いします!」
ぬおー!アクアさん余計なことを!
YUTAKA
「おう!任せておけ」