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妖花  作者: みょんみょん
8/10

過去の鎖

紅花と大牙の恋愛編です。ちょっとだけこういうのも入れていいかなと思い入れてみました。

「だいたい低級50体、中級30体、上級10体、超級3体といったところよ。低級は連華、美風。中級は麗花と鈴花。上級はパエルと光牙で超級は大牙と私。その作戦で戦ってちょうだい。」

上級はパエルと光牙のところで2つ「はあっ!?」

と聞こえたが気にしない気にしない。毎度お馴染み派手な音をたてて影が現れる。連華と美風は、

「ナイフ・ザ・エンド…」

「操りドール」

全体攻撃でよくもまあそんなに速くできるものだと感心するほどの速さで敵を蹴散らした。二人の技が重なってとてもかわしづらく、低級ならばすぐにやられたのがわかる。中級の影にかかっていった二人はいつものコンビネーションで技を出すまでもなく中級を全滅させた。そして問題はここだが…。ああやっぱり。なんとなくパエルが光牙のこと好きなんじゃないかな~。と思っていたからくっつけてみたらある意味すごいコンビネーションでお互いの基本攻撃を打ち消しあっている。

「ちょっと!そのオーブ私の攻撃にぶつけないでよ!消えるじゃない!」

「いやそっちの方が邪魔なんだけど。ていうか僕らくっつけた紅花ひどくない?」

私も巻き込まれそうなのでとっとと視線をそらした。先ほど全滅させた四人が上級倒して無事に終わったもののあの二人にはもう少し仲良くなってもらわないと…ってあぶなー。そういえば私も戦ってたの忘れてた。

「そっちの技だして。」

「でも多分避けられるぜ?」

「いいの!」

実は説明しながらも何度か攻撃が来ていた。そのたびにかわしながら封印の魔法陣を書いていたりしていたのだ。私の声ひとつで発動する。今影たちは地面に描かれた魔法陣の真ん中にいる。

「エリアル・ゴースト!」

「発動!」

ばつぐんのタイミングで発動した封印の効果に痺れた影たちに大牙の光る虎が突っ込む。これですべての影が消えた。茂みが揺れる。もう影の気配はしないはず。ではなんなのだろうか。

「…!」

あの人間には見覚えがある。私を閉じ込め続けたやつら。ニヤニヤ笑うあいつらには嫌な思い出しか残っていない。全部で五人。間違いない。

「お、あのときのヴァンパイアじゃね?こんなとこにいたんだー。またおれらんとこ来ねぇ?楽しいよ?」

私の中の二人。いつもの自分と、絶対こんなところ見せない!と隠し通してきた臆病な自分。

「あんなやつらのところ戻ることない。今のほうが楽しいんじゃないの?」

「でも、従わないとまた酷い目に遭うよ?」

二人が口論を始める。あのときおどおどしていた自分にうんざりしたから臆病な自分は封印したつもりだった。また出てきたのね…。肩に手が置かれる。

「お前の好きにしろ。俺らが決めていいことじゃねぇ。」

「大牙!?君何いってんの!止めるべきだよ!」

光牙の怒鳴る声ははじめて聞いた。でも。それ以上に大きな声が響く。

「うるせぇよ!あいつのことなのに俺らが決めてどうすんだよ!?もし俺らのとこに来たとしてもあいつ自身が自分で過去の鎖断ち切らねぇと意味ねぇんじゃねぇのか!」

二人の怒鳴り声に麗花と鈴花が思い切りびくついている。でも。大牙の言葉で吹っ切れた。もう迷わない。人間たちのもとへ歩き出す。

「「お母様!?」」

「紅花様!?」

「紅花!」

麗花と鈴花、美風、パエルが叫ぶ。光牙と大牙の視線も行くのか?という視線だった。まあ行く気はないのだが。人間たちのもとへ到達すると、五人が笑う。だからそんな気はないっていってるでしょうが。これは私の考えだしわかるわけないか。がっしり相手の腕をつかむ。で、ぶん投げた。


気づくと辺りの人間みんないなくなっていた。

「えーっと。私何してたんだっけ。」

「えっとね、お母様はね。」

と話し出してくれた鈴花によると、悪鬼のような暴れようだったらしい。ヴァンパイア・ワルツでトゲを省略して影を呼び出したあと、その影たちを使って空の彼方にぶん投げたらしい。そのあと、みんなの前で言うのは恥ずかしいので、私の部屋に来てもらってお礼をいった。

「えっと…。あのとき、大牙のおかげで吹っ切れたの。ありがと。」

というと、

「別に。好きなやつ助けるの当たり前だろ。」

「え……?」

「あ。」

なんか今幻聴のようなものが聞こえた気がしたんだけど。

「えーっと、後半の言葉って何?」

「いや口が滑っただけなんだけどな!でもそう思ってはいるけどよ。いやホントに滑っただけなんだけどな。」

これは普通笑ってはいけないんだろうけど笑ってしまう。

「口が滑ったとはいえかわりないんだよね?」

無言でうなずく大牙。

「いまのがつきあってくれって感じだったらOK出しちゃうんだけどな。」

笑い混じりに正直に答える。

「!つーことは…」

「私も好きってこと。これからつきあうってことでいいの?」

「マジか…ま、よろしくな」

恥ずかしさがMAXになったのかダッシュで大牙が出ていく。過去の鎖も断ち切れた。好きな人とも結ばれた。今日はよい一日だったかなと思う。パエルと光牙はどうなるのか気になったりもする。


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