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1. クラス表確認と幼馴染。





ここは、マジカ・ジャパニカ。100年前に起きたとんでもない出来事によって、魔法が当たり前になった日本である…。その出来事とは…‘‘ 魔法革命 ’’だ。古記にはこう記されている。【それは、なんの前触れもなく地球に飛来した。日本に隕石が落ちたのだ…。その隕石は不思議な光を脈打つように放ちながら、落下地点に佇んでいた……。その光は、数時間後には消え…それから数日間は大人しかったが、ある日突然また脈打つように輝きだした。光は、段々とその輝きを増していき…そして地球全体をその光が覆った。とても神秘的であった…。】とーー。

桜舞う季節、とある場所のとある学校への道で、胸を踊らせる一人の少年がいた。

『僕が、あそこに入学出来るなんて夢みたいだなぁ〜…』

桜の木を見ながら、そんなことを呟いていた。やっぱり夢かもしれないと自分の頬を抓ると、普通に痛かった…。

小さい頃から憧れていたギルド学校を幼馴染と一緒に受験したが、不合格。ついでに幼馴染はあっさり合格…。一年前でーす♪…はぁ…。そのときはやっぱり僕みたいのじゃ無理だったんだと諦めかけて、散々幼馴染に慰められた…。それからは普通の高校に通っていたが、数日前に色々あって入学が可能になった。最初は信じられなかったが、本当に入学できると分かると嬉し過ぎて泣いてしまったぜ…

『 は、恥ずかしい……。』

頬を赤く染めて、俯きながら小声で呟いていた。

あれ、周りが騒がしくなってきたなぁ…。そう思い、顔を上げると、到着していた様だ。

そう、今日から僕が編入学する‘‘ 魔法学園 ビリーブ ”に‼︎

自分のクラスを確認するために、玄関の設置されている近くの掲示板に行くために靴を脱ぐ。

掲示板を見ると、S〜Fまでの6クラスに分かれていた。

Fクラスの名簿に、名前があった。幼馴染の名前は、Sクラスにあった。うん。この学園は、クラスは入学もしくは進級試験の順位によって決められる。1〜40位までが《Sクラス》、41〜80位までが《Aクラス》、81〜120位までがBクラス、121〜160位までが《Cクラス》、161〜200位までが《Dクラス》、201〜240位までが《Eクラス》、241〜280位までが《Fクラス》となっている。もちろん、僕は試験を受けてないので、Fクラス。

『 え〜と、Fクラスの教室はと…。』

『 とーくん。』

学校案内でFクラスの場所を確認、確認と…

『 とおーくんっ 』

ん、なんだ…? まぁ、いっか。…

『 とぉーくんってばっ‼︎ 』

突然ズンッと背中に衝撃。体勢を崩れそうになるが、なんとか耐えた。うーん、こんなことしてくるのはあいつだよな…。

『 おっとっと、やっぱり氷麗かぁ。 』

そう、僕の幼馴染の雪之丞 氷麗【ゆきのじょう つらら】である。水銀色のロングヘアーで肩より少し下あたりに小さくツインテールを結んでいる。こちらを見つめる瞳も髪と同じぐらいの水銀色をしていて、それを見たものは100人中99人は見惚れてしまうだろう…。僕以外は。皆さん、ご察しの通り。雪之丞 氷麗はトンデモナイ美少女です。はい。

『 えへへ〜♪ そうだよ、氷麗ちゃんでしたぁ〜♪ わかっちゃった?』

『 まぁね、いつものことだし… 』

会う度に抱き着かれてたら、そりゃねぇ〜…

『 それもそうだねっ 』

ぎゅっ♪ ぼいんっ…。う〜ん、毎回のことだけど、相変わらず大きいなぁ〜、Good job☆

『 えへへぇ〜、とーくんに褒められたぁ♪♪ 』

『 あー、心読まれたー』

ざわざわっ…ざわっ……

ん、あ。ここって玄関前だったわ。忘れてた、うん。まぁ、氷麗みたいな美少女と話してたら、注目されるよね、やっぱり…。特に、他の男子からの視線が怖い…。

なんか、今日は嫌な予感がするよぉ…、、



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