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ごめんなさい。
君は一人じゃないよ。
誰だって私にそう言うんだ。
でもね、信じられないんだ。
1人って何?
独りぼっちって何?
─────わからない。
友達って何?
人の暖かさって何?
私にはわからないことが多すぎる。
こんな深い深い殻に閉じこもって。
暗い暗い殻に閉じこもって。
誰からの声もシャットアウト。
何も聞こえなくていい。
何も見えなくていい。
そう願った。
でも、これからどうすればいい?
わからない。
願った、願った。
沢山願った。
でも、わからなかった。
だから、バイバイしようかな?
私がいない世界は、当たり前なんでしょう。
居ても、私は邪魔でしょう?
だから、バイバイなんだ。
謝って謝っても謝りきれないんだ。
私の罪は。ごめんなさい。ごめんなさい。
皆、元気でね。
人は誰もが辛いことも乗り越えて生きていたはずでした。
いつしか、人は人を傷つけてしまうモノになってしまいました。それは一人の人を容赦無く追い詰める。それはとても辛いコトです。
私はそのターゲットにされた時、多分目に色はなかったでしょう。それと同じことです。
人は苦しめることをしながら他人の命を蝕むかもしれないのです。