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大空の下で生きる意味  作者: 名もない毎日に生きる名もない詩人
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いつか、いつか……

唐突に空を眺めてみる。

青空か、曇空か、夕空か、夜空か。

心の色と同じだろうか?

それとも気持ちの色だろうか?

空を見て、どんな感情を抱いただろうか。

悲しくなったか?

恋しくなったか?

寂しくなったか?

どれでもいい。

どんな景色でもどんな色でもいい。

君を表すならそれでいいだろう。


昔の今頃は自分の殻に閉じこもって、塞ぎ込んでる。

殻はきっと簡単には割れなかった。

割れたきっかけは何気ないものだったのに。

たくさん泣きたくなった。

たくさん笑いたくなった。

様々な朝があった。

昼があった。

夜があった。


存在の意がわからなくて。

言葉が痛かった。

殻が割れた時、一番に口から出た言葉は、

「寂しい、悲しい、ありがとう」

だっただろう。


僕も苦しいのに口に出せなくて

口に出しても誰も信じてくれなくて。

そんな日がいくつもあった。

「もういいよ。」

泣いた、泣いた。

消えたくなった。

今も嫌だ。

苦しい。

不器用なりに

足掻いて足掻いても、

誰もいない。

どこにも、

誰もいない。

もう、

全てがどうでも良くなった。

捨ててしまおうとか考えた。

でも、どれも。

手放してはならないモノの様な

気はしていた。


生きることに意を求めた。

死ぬことにも意を求めた。

「辛いけど生きる。生きた末に意味はわかる」

「死ぬって、意味はないんじゃないか」

と、言っていた哲学者がいた。

「だが、死ぬのは、苦しい事ではない。

生き、苦しい中頑張った事に

休みをくれることと考えるべきだろう。」

それもそうかもしれない。


少し疑問の多い世界を

今僕は、疑問を解きながら前に進む。

誰も信じれないなら、

せめて自分を信じよう。

そうしたら、いつか、

いつか、他人も信じれるようになる筈だから。

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