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大空の下で生きる意味  作者: 名もない毎日に生きる名もない詩人
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貴方はどこに、いるの?

貴方はどこにいるの?


もう、桜は咲き誇って散ってしまったよ。


貴方はどこにいるの?


蝉はもう鳴き終わってしまったよ。


貴方はどこにいるの?


真っ赤な紅葉も全て散ってしまったよ。


貴方はどこにいるの?


雪はもう止んでしまったよ。


いつだって、私は貴方を探してる。


いつだって、私は貴方を待って


フルートをいつだって、吹いてるよ。


貴方との思い出の曲。


でも、貴方は…………………


私の目の前にもう二度と現れない。


居なくならないで。消えないで。


そう泣いた。叫んだ。告げた。


「嫌だ、嫌だよ………!!!」


声になったのは、そのセリフ。


()きながら、音が涙に揺れるフルートを吹いた。


涙が堪えられない。


でも、フルートを吹くことは辞められない。


彼との約束だから。


「フルート、やめないで、また一緒に」


「音楽…………出来るといいね。」


それから、貴方は悲しい選択をして、


死んで逝ったでしょう?


だから、私は哭くのよ。


私は今もフルートを吹き続ける。


彼との約束を破らないために。

「泣く」と「哭く」の違いは簡単です。

「泣く」は涙を流すこと。「哭く」は人が死に泣いている様。

私がどうしてこれを使ったかというと、もしかしたら、大切なものを失ったんだろうと感じたからです。

義務教育で学校も栄えています。でも、現代社会では、きっと学校に、教科書やノート以上に考え方、教え方が違い、教科書などより大切なものを哭くしたんじゃないだろうか、と私は思います。

人によってその大切なものは違うと思います。でも、私はぽっかりと心に穴が空くくらい大切なものを哭くした気がします。

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