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ワンダーランド・ボーイ  作者: 櫻木サヱ
迷宮と二つの想い

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27/32

Get out of the labyrinth

 迷宮の最後の試練を越えた三人は、深い森を抜けて柔らかな月明かりの下に出た。

 夜風が頬を撫で、森の木々がささやくように揺れる。


「……やっと外に出られたね」

 アレンは深く息をつく。

 チェシャは無邪気にぴょんと跳ね、笑みを浮かべる。


「ふふ、でも迷宮より面白かったかも?」

 その言葉に、アレンは少し照れながら微笑む。

 胸の奥で、二人への想いがまたじわりと熱くなる。


 ホワイトは静かにアレンの肩に手を置いた。

「君はよく頑張った。僕たちも、君と一緒に進めてよかった」


 その言葉に、アレンは胸が温かくなる。

 チェシャのいたずらっぽい笑顔と、ホワイトの穏やかで真剣な眼差し――

 二人の存在が、迷宮の怖さや不安を一瞬で消してくれる。


 三人は森の中を歩きながら、これから先の道を話し合った。

 迷宮を抜けたことで、互いの信頼はより深くなり、

 アレンの心は二人への想いで揺れながらも、少しずつ整理されていく。


「……チェシャ、ホワイト、ありがとう」

 アレンの言葉に、二人はそっと微笑む。

 チェシャはくすくす笑い、ホワイトは穏やかに頷いた。


 森を抜けると、遠くにワンダーランドの城が見えてきた。

 冒険はまだ終わらない――

 でも、三人の心は一歩ずつ確かな絆で結ばれている。


 じれじれで甘く、でも少しだけ落ち着いた夜。

 アレンは胸の奥で、これからも二人と一緒に歩く決意を固めた。

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