Get out of the labyrinth
迷宮の最後の試練を越えた三人は、深い森を抜けて柔らかな月明かりの下に出た。
夜風が頬を撫で、森の木々がささやくように揺れる。
「……やっと外に出られたね」
アレンは深く息をつく。
チェシャは無邪気にぴょんと跳ね、笑みを浮かべる。
「ふふ、でも迷宮より面白かったかも?」
その言葉に、アレンは少し照れながら微笑む。
胸の奥で、二人への想いがまたじわりと熱くなる。
ホワイトは静かにアレンの肩に手を置いた。
「君はよく頑張った。僕たちも、君と一緒に進めてよかった」
その言葉に、アレンは胸が温かくなる。
チェシャのいたずらっぽい笑顔と、ホワイトの穏やかで真剣な眼差し――
二人の存在が、迷宮の怖さや不安を一瞬で消してくれる。
三人は森の中を歩きながら、これから先の道を話し合った。
迷宮を抜けたことで、互いの信頼はより深くなり、
アレンの心は二人への想いで揺れながらも、少しずつ整理されていく。
「……チェシャ、ホワイト、ありがとう」
アレンの言葉に、二人はそっと微笑む。
チェシャはくすくす笑い、ホワイトは穏やかに頷いた。
森を抜けると、遠くにワンダーランドの城が見えてきた。
冒険はまだ終わらない――
でも、三人の心は一歩ずつ確かな絆で結ばれている。
じれじれで甘く、でも少しだけ落ち着いた夜。
アレンは胸の奥で、これからも二人と一緒に歩く決意を固めた。




