Trial of the Labyrinth Part 2
鏡の迷路を抜けた三人の前に、広大な中庭が現れた。
そこは光と影が入り混じり、まるで昼と夜が同時に存在するような不思議な空間だった。
「……なんだここ……」
アレンは息をのむ。
チェシャは目を輝かせて跳ね回る。
「楽しそうだね!」
でもその笑顔の裏には、少しの緊張が見える。
一方、ホワイトは冷静に周囲を見渡し、アレンに告げる。
「ここが迷宮の核心部だ。最後の試練が待っている」
アレンの心臓が早鐘を打つ。
これまでの迷宮で培った勇気、二人への想い――全てが試される場所だ。
突如、足元の石が光り、影が壁や地面から立ち上がる。
影たちはアレンの心の迷いを映すかのように、三者の間に割り込み、道を阻む。
「ここでも二人を守る……!」
チェシャが軽やかに駆け寄り、アレンを影から守る。
ホワイトもすっと前に出て、盾のようにアレンを包む。
アレンは両手で二人の手を握り、決意を固める。
「俺……俺、二人とも大事だ!絶対守る!」
三人の心が一つになった瞬間、影たちは光に溶け、迷宮の試練は終わった。
静寂が訪れる。
アレンは胸の奥で、二人への想いがさらに膨らむのを感じた。
チェシャのいたずらっぽい笑みと、ホワイトの穏やかで真剣な視線――
どちらも手放せない、でも逃げずに向き合える自分がいた。
「ふぅ……やっと終わったか」
アレンは笑い、二人も微笑む。
迷宮の試練を通して、三人の絆は確かなものになった。
夜空には月が輝き、三人の影を長く伸ばす。
じれじれで甘い、でも少し強くなった三角関係――
これからの冒険も、この絆とともに進むのだと、アレンは心に誓った。




