Pale eyes and a confession of feelings ♥
月夜の庭園――まだアレンの胸には、チェシャとの距離の近さが残っていた。
でも、ふと振り返ると、そこにはホワイトが立っている。
「……アレン」
その声は静かで、でも確かな決意が含まれていた。
「ホワイト……」
アレンはぎこちなく一歩後ずさる。
チェシャとの夜の余韻がまだ心に残っていて、胸がどきどきする。
「君……俺に、言いたいことがある」
ホワイトの瞳は、いつもより少し青白く光っていて、強く、切なさも含んでいる。
「……俺は、君を――守りたい」
言葉は短く、簡単だけど、重みがあった。
アレンの胸がきゅんと締め付けられる。
「守りたい……?」
「そう。君が迷ったとき、危険に晒されたとき、誰よりも傍にいたい」
アレンの心臓は高鳴る。
チェシャの甘く揺らす瞳とはまた違う、穏やかで深い光。
「でも……チェシャのことも……」
言いかけて、息が止まる。
ホワイトは静かに微笑むように頷いた。
「……分かってる。だからこそ、君の心がどこにあるのか、ちゃんと知りたい」
アレンは胸の奥が熱くなるのを感じた。
優しさと真剣さが混ざった瞳を見つめると、自然と足が進む。
チェシャが少し離れた場所から、影のように微笑む。
「ふふ、いいじゃん。ボクも見守ってあげる」
三人の距離が、ゆっくりと、でも確実に変わっていく夜。
アレンは胸の奥で、どちらも大切で――でも、自分の気持ちをはっきりさせたいと思った。
月明かりが庭園を銀色に照らし、静かに夜風が三人を包む。
じれじれだけど、どこか温かい、この瞬間――
アレンの心は、少しだけ軽くなった。




