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 奴隷商を出て、魔物に襲われて手脚の無い奴隷キリカをお姫様抱っこして宿へ向った。

 何処に宿があるか分からず、探していると【逢引宿】と書かれた不埒な物を発見した。

 別に泊まれるなら、どういう用途でも構わない。

 躊躇わずに【逢引宿】に入る。


 女将さんらしき人と挨拶を交わし、抱えていたキリカを椅子に座らせて宿泊費を払う。

 

「一泊、大銅貨1枚になります」


 女神様に教えて貰っていたから知っているが、この世界は貨幣が主で、紙幣は使われていない。

 一番安い貨幣から順番言うとこうだ……


 鉄貨……1円


 銭貨……5円


 銅貨……10円


 大銅貨……100円


 銀貨……千円


 大銀貨……5千円


 金貨……1万円


 大金貨……10万円


 合計8種類で、日本円にすると大体これぐらいの価値がある。


「とりあえず3日程泊まりたい」


「分かりました。 3日ですね。 食事は別料金になります。 もし必要でしたら、言って下さい。 部屋まで運びますので それとお風呂は各部屋に用意されております」


 う~ん……まんまラ○ホテルと一緒じゃないか。


 事後に他の人と顔合わせるのは嫌だから、風呂と食事は自分の部屋で済ませるように、なってるんだろう。

 俺は財布代わりの巾着袋から金貨を取り出して払う。

 とりあえず3日泊まる事にしたので、1日で大銅貨1枚なら、3日で3枚。


 支払いを終えて部屋の説明を聞き、鍵を渡された。

 階段を上って2階へと上がっていくと、甲高い女性の声が響く。

 

「あんっ……だめっ♡」


 別に手脚の無い奴隷と何かしようとは思わないが、宿の薄暗さと雰囲気のせいで、変な気分になる。


 番号が書かれた自分の部屋に鍵を差し込み回す。

 キリカを抱えているので、少し空いたドアを足で、完全に開けて中に入った。


 部屋の中も薄暗く、ランプらしき物で照らされている。

 電気とか、この世界には無いと思うが、どうなっているのだろうか?


 テーブル、広いベッド、お風呂、ランプ、花瓶に入った花、あと……変なのがある


「何だコレ?」


 キリカをベッドに置いて、変な形した物を手にとって確かめる。

 尖った形をしていて、先の方は丸くなっている。

 一体何に使うのだろうか?


「ボタンがあるな……押してみるか! ポチッ」


 ゔううぃぃぃんんん!!!


 スイッチを押すと振動しだした……あっ、これ、アレか!?


 玩具だ……大人の玩具。

 まさか、異世界にもあったとは……


「ご主人様ぁ〜もうするの?」


 キリカが俺の持っている、振動する玩具を見ている。

 

「いやいや、違う! そういうつもりじゃない」


「ボク待ち切れないよぉ〜♡」


 顔を赤くして潤んだ瞳で俺を見つめてくる。

 そんな目で見るなっ……そういう事をしたくなるだろう!


 湧き上がってくる気持ちを抑えて玩具を手放し、キリカがいるベッドに腰掛け、軽く自己紹介をして色々話をする。

 

「もうすぐ廃棄されて、山で野垂れ死ぬか、魔物に殺されるかの2択だったから、ご主人様に買って貰えるってなった時は本当に嬉しかったんだ」


「辛かったな」


「うん、でも優しそうなご主人様に買って貰えたから幸せかも……。 でも、ご主人様にお礼出来ないのが辛いかな……」


 お礼なんて求めてない。

 不幸があったキリカが幸せになってくれたら、それでいい。

 

「身体が無事だったら、いっぱいご奉仕できるのにっ」


 何だご奉仕って?

 魅力的な言葉に聴こえたが、俺の勘違いだろうか……


「ところで、キリカ身体はポーションとかで治らないのか?」


 異世界小説でよくあるポーションは、体力の回復や、キズを治したり出来る。


「ポーションじゃ傷は治せても、ボクの手脚は治らないかな。 おとぎ話とかであるエリクサーが本当に実在するなら別だけど……」


 そうか……やはり簡単にはいかないよな。

 治せるもんなら奴隷商のロブスがやってるだろうし。


 エリクサーは実在しないのか……となると後は、スキルだよな。

 女神様が俺に与えたスキル【ギフト】は、自分以外にスキルを付与できる。

 これで、キリカの身体を治せないかな?


 スキル【ギフト】を試しに発動してみる。

 言葉に出さなくても、頭の中で念じれば使えるみたいで、様々なスキルの名前と効果が頭に浮ぶ。


 見つけた!


 【超再生】……一瞬で身体を元通りに再生するスキル。


 これならキリカの身体を再生できる。

 彼女に俺のスキルの事を説明して、【超再生】を付与する。


「よし、できた……キリカ試してみてくれ」


「う、うん、スキル【超再生】」


 キリカの身体を緑色の優しい光に包まれ、無くなった手脚が文字通り一瞬で再生した。

 治った手脚を動かし確認する彼女。


「わぁ〜本当に治った!? 嘘じゃない……本当に治ってるぅ」


 同じような事を2回言って、ベッドの上で立ち上がるキリカ。

 彼女のスラーっとした美しく長い手脚、スレンダーな身体付きに見惚れてしまう。


「ありがとうご主人様ぁ!」


 そう言って俺に抱きついて来た。

 キリカのふんわり香る女性の匂いと、柔らかい身体が密着したせいで、俺の身体が刺激されてしまう。


 ……何処とは言わないが、大きくなってしまった。


「わぁ!? ご主人様の大きくなってる」

 

 恥ずかしくなり俺は、下半身を布団で覆う。


「ボクの初仕事だ。 任せてご主人様ぁ♡」


 な、何を任せるのだろうか?


 お布団の中へと入っていくキリカ。

 俺のズボンとパンツを脱がして、アレを露出させる。


「ふわぁ~大きいぃぃ♡ ぺろっ♡」


 何が大きいのか知らないが、湿った感触に包まれていき、俺の身体がビクンっと反応する。

 

「ちゅぱぁちゅぱぁ♡ れろれろ♡」


 卑猥な音が布団の中から鳴っているが、俺には見えないので分からない。

 キリカは一体何をしてるんだ……ぅぅ。


「ぺろぺろ♡ れろれろ♡」


 は、激しいぃぃ攻撃が俺を襲う。

 今までに味わった事の無い、快感にアソコが包まれて気持ちいい。

 まさか……購入した奴隷が、こんなに、いかがわしい奴隷だとは思わなかった。

 俺はとんでもない奴を檻から解放してしまったようだ。


 生暖かい濡れた感触に覆われ、逃げる事が出来ずに、すぐに限界を迎えてしまう。


「き、キリカっヤバい……うぅっ!?」


 もう駄目だっ……で、出るぅ!!!


 ビクンっビクンっ震える俺の身体。

 止めようと頑張ったが我慢できず、溢れる白き熱は、勢いよく出てしまう。

 

「ゔゔん〜♡」


 多すぎたのだろう……何か苦しそうな愛しい声が聴こえる。

 しばらくして、俺にパンツとズボンを着させたキリカは、布団の中から出て来て、俺の横にくる。


「じゅるじゅるぅ〜♡ ごくっん♡♡♡ ご馳走様でしたぁ〜ご主人様の大切な聖白(せいはく)、とっても熱くてぇ、ねばねばしてて、美味しかったぁ♡」


 こっちでは、俺の出したアレを聖白っていうのか。

 ていうか、汚いのに、よく飲んだなぁ!


 この奴隷は素晴らしい……じゃなかった、いかがわしい奴隷なんだ。

 

「ボクの口気持ち良かった?」


「最高だった……」




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