表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/9

第9話

 健太が家の中に入るのを、隣の家の屋根から猫が2匹見守っていた。

 吉太郎と寅次。


「で、久々に人間と話してどうだったかにゃ?」

「にゃんだよ寅次」


「おせっかいやいて、本当はお前も人間に戻ってあの子と友達になりたいんじゃにゃいか?

 俺に付き合って猫でいるのも……飽きたんじゃにゃいかい?」

「うるさいにゃ。おれはこの姿に満足してるにゃ。

 それよりそろそろ久保田のおばちゃんがキャットフードを出す時間にゃ」

「……よし行くにゃ」


 そうして、しっぽの先が二股に分かれている2匹は連れ立って歩き始めたのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ