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おはようから成る世界。  作者: 犬ライフ満喫中
4/4

おはようから始まった、お散歩。

読んでいただきありがとうございます!

「おはよう…あれ?寝ちゃってるの?」


…スピースピー…


「じゃあ、行かなくていっか!私は勉強したいしね!」


…ん?…詩音?…僕はまだ寝たかったんだけど…何か、独り言みたいに語っているけれど、僕になにか言いたいのかな?


「目が開いたんなら、起きてるんでしょ?なに熟睡してんのよ。犬だったらもう少し警戒心を…」


警戒心ねぇー。この家に来てから、警戒なんてしなくなっちゃったんだっけ?だって、僕の天敵なんていないし、宿敵もいない…まぁ、強いて言えば…

あああああぁぁぁぁぁ!!!

お散歩。

忘れてた…どうしよう…さっきから、詩音が何か言っているなぁと思っていたけれど、お散歩のことだったのか…!?え、いや、んー。…吠えれば返事になるかな?


「ワン!!」

「はあ、やっと気づいたの?じゃあ、お散歩に行きますか。私も、運動しないといけないしね。」


良かった。気づいてくれた。これで、久しぶりにお散歩に行ける…あのまま気付いていなかったら、どうなっていた事か…あのまま、熟睡…!?それはまずかったな…


「ほら、リードつけるからおいで。」

「ワン!」


カチャカチャカチャ


「爪、長いのかな?今度お父さんに切ってもらう?」


え!?爪切りやだ。あれ、嫌い。お父さんにガッシリ固定されて、爪をパチンッって、切られるんでしょ? 少し動いただけでも、怒られるんだよ?あ、散歩に行くんだから、地面で削れるよ!それで、爪切らなくて済むよね?ね?済むよね?


「何…?嫌なの?散歩いきたくないの?何で、歩こうとしないの?うーん!!ほらっ、行くよ!」


散歩が嫌なんじゃなくて、爪切りが嫌なんだよっ!だから、反抗してるんだ!


「私の勝てると思わないでよぉー!!どりゃぁ!」


うわぁ!?リード引っ張らないでぇ!?首がしまる…



2分後…


奮闘のあと、結局僕は勝てずに、外に連れ出された。ま、散歩には行きたかったから良いんだけどね?


「ピー?どうしたの?何かやけにおとなしく歩いているけれど…」


僕はこれでも、6歳でお爺ちゃんに成り掛けているんだ…お年を召してしまった。んじゃなくて、何か今日はやけに周りが静かで、気になるんだよなぁ。いつもなら鳥は囀ずり、近くの犬が吠えまくって僕を威嚇してくるんだけど…あ!おばさんだ!!


「こんにちはー。今日はいい天気ですねー」

「あら、詩音ちゃんとピーちゃんね?こんにちは。」

「ワン!」

「相変わらず、可愛いわねぇ。」


おばさんも、相変わらずだね。そう言えば、お散歩に行くと毎回と言っていいほど、この人に会うんだよね。まさか、毎日、散歩しているのか…!?健康なお方だ…


「それじゃあ、また!」

「気を付けてね。」


おばさんも気を付けて!

……スンスン…雨の臭い?雨が降ってきそうな感じがする。詩音、傘持ってないよね?じゃあ、帰らなきゃ!


グイグイ


「?どうしたの?そっちはお家だよ?もう帰るの?」

「ワン!!」

「そっか、じゃあ、帰ろっか!」


良かった。分かってくれて、これで、『えー、まだお散歩しようよー』とか言われたら、困ったことになっちゃってたから…話がわかる人間は、好きだなぁ。猫とか、何考えてるのかわかんないし、勝手に、人ん家の庭に入って荒らしてくし…人は、優しい人が多いらしい。


「ただいま~!」


早く、戻ろうっと。疲れたし寝たいし。詩音、リード取って!


「あ、ちょっ待って、、足拭かなきゃ泥々だよ!」


ああ、確かに。泥々だぁ。汚なぁい。


ふきふき


「はいおけ!」

「ワン!!」


ただいまなのです!やっぱり、我が家が一番なのです!


ありがとうございました‼

( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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