おはよう…いや、夕方だった。
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『おはよう!起きたぁ!』
『…ワン?』
(ここは、何処だろう?体が揺れている…うぅ、ちょっと気持ち悪くなってきた…僕は、籠の中にいるのかな?周りが壁である。あれ?ペットショップから出てきたのかな)
『そうだ!ねぇねぇ、名前どうする?』
『うーん…いぬきち?』
『詩音…それで良いのか…?』
『えー、じゃあ、海功に聞いてぇ~』
(僕の名前?皆が決めてくれるなら何でも良いかなぁ。しめしめ、僕はあの黒柴くんに勝ったんだ!!サヨナラ、宿敵の黒柴くん。)
『じゃあさ、ピー、がいいなぁ…』
『ピー?あぁ、可愛いねぇ!さんせーい!』
『本当に良いのか…?』
『『うん!!』』
(以外と、あっさり決まってしまった。ピーか、うん。可愛いから良いや。僕、一応雄なんだけど…文句言わないって言ったからには言わない。)
『ピー、眠いなら寝てて良いよぉ?』
(ぷぷ、ぎこちない呼び方。じゃあ、お言葉に甘えて。おやすみなさい。)
…ピンポーン…
ん?郵便やさんかな?人が来るの!?やった!ねぇ、暇だから一緒に遊ぼう!
「ワンワン!!ワン!」
郵便やさん、外で待ってるのかな。そう言えば今、うちに誰もいないんだよなぁ。帰っちゃうかな?あぁ!窓の外に郵便やさん!え、帰らないで!一緒に遊ぼうよ!!
うぅ、帰っちゃった。僕、暇なんだけど…毎日暇すぎる…いや、たまに烏とか猫とか庭に遊びに来るから一緒に遊ぶんだけど、こういう平日は暇なんだよ。本当に。どこか、遊びにいきたいな……もう!!寝る!
タッタッタタッタッタ……
お?誰かが走ってきてるなぁ。これは、詩音か!待ってましたぁー!僕をリビングに出して!!
がちゃん
「ただいま~、良い子にしてた?あれ?海功は?帰ってきてないのかな?」
「ワン!ワンワン!」
海功?うーん、帰ってきてないよ。それより、早く出して!!遊びたい!
「ワンワン!!」
「はぁ、ピー、良い子にしててね。お座り。」
はい、お座り。若干お尻が浮いているけど、一応お座りだよ!いいから早く出して!
「ピィー?お、す、わ、り!」
ウウウ、ちゃんとやれば良いんでしょ!ほら!これで良いい?
「出来るなら、最初からやってね!伏せ!」
はい伏せ。詩音は、こういうとこだけしっかりしてるんだ。片付けとかしないくせに、年下だと思っているやつには、優しくて時には厳しいんだ。いやぁな、性格してる。
「よしっ!」
ま、出してくれるだけ良いんだけどねっ!ヒャッホー!僕は1日のご飯と遊びのためだけに生きてるんだ~!
「こらこら、そんなに暴れたら転けちゃうよ。」
僕は、転けない。これでも、先祖は猟をしていたんだ。その孫の僕が、転けるはずがなーぁい!!走りながらそう言うことをいっていると、必ず転けるというのが世間一般常識なのか…?犬も歩けば棒に当たる?ないない。いやっほー!
「わおーん!」
「あ、ピー、前…」
ドタッ。
「大丈夫?だから、走らない方が良いよって言ったのに。まぁ、当たったのが、ふわふわのクッションで良かったね。」
「キュゥン…」
本当に、転んでしまった。そう言えば、いつもこれをやっているような。いやだぁー!少しは学習しろぉ!確かに、ふわふわのクッションじゃなかったら、壁だったら、重症…うぅ、こわっ。
「じゃあ、ピー、私は課題を終わらせるから、そのあとに散歩ね。」
「ワン!ワンワン!!」
やったー!久しぶりの散歩だぁー!しばらく、行っていなかったなぁ。
「暴れない。行かないよ?」
え、やだよ。行くの。絶対行くのー!あぁ、2階に行っちゃった。早く終わらせてよ!
ありがとうございました‼
(*^▽^)/★*☆♪