キョリ
雪が積もる道
進んで
二人の足跡
刻んで
静まり返った
街並み
君との会話は
まだない
私は言葉にすることが
できず
僕は素直になることが
できず
たしかめるように
その手に触れた
君の手は冷たくて
僕のこの手を握る
君の手は暖かくて
私のこの手を握る
あぁ
届いているよ……
言えない言葉は
ありすぎ
俯いてはずっと
考え
君の言葉
響いて
夜空の星を
見上げた
流れゆく星を眺め
ふと想う
このまま君と二人で
歩みたい
この先ずっと
君と一緒に
君の手を
握りしめて
ずっと一緒と
告げる
君の声
聞いたとき
嬉しすぎて
泣いた
あぁ
君が好きで……