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「資材調達ですか?」


 ひなのとアルは事務室に向かっていた。

 そと時何気なしにアルが「資材調達に行くから」と告げたのだ。

 本当なら、決められた手順をふんで事務処理を終えたのちに調達に行く許可が出るのだか、アルの中では決定事項のようである。


「ちなみに、何時ですか?」

「ん?明日」


 ……まぁ、アルさんだから

 ひなのは諦めた。

 さすが事務局ブラックリスト2位の御方だと諦めた。


「でも、珍しいですね」


 現在この店では、資材を買い足すことで補充している。

 様々な店から大量に買い付けるため比較的安く手に入れられるし、贔屓の店も何件かある。

 そのため、資材を自ら調達しに行く場合は、その物事態が希少で出回らないものであったり、扱いが難しいものであったりすることがほとんどなのだ。

 しかし、アルが調達しに行くと言ったものは、基本的な資材ばかりであった。

 それらを調達しに行くことはあったが、開店当時か新人研修のときぐらいで、新人がいない今わざわざ行く必要性が、ひなのにはわからなかった。


「本当は、いつも通り買い付けても良かったんだけど……」


 アルがニタリと笑うのを見て、ひなのは背中がゾクリとした。

 実に、黒い笑顔だった。


「色々と有り余っているみたいだし、、、ね?」


 ひなのは先ほど長である東雲に引きずられていった、二人の先輩の姿を思い出した。

 あの後更にヒートアップし、止められなくなったところで、東雲がやって来て二人の襟首をつかみ連れていったのだ。

 今ごろ、 二人は正座をしておとなしく説教をされていることだろう。


「予定調達量は後で提出するから、少し多くなるかもしれないけど、あの子達なら大丈夫でしょ」

「……わかりました。スケジュールの調整しておきますね」

「ありがとう。よろしくね」


 そう言って自室に去っていくアルにため息を漏らさなかったのは、ほめられるべきだと、ひなのは思った。





 ひなのは事務室に戻り、一哉と秋の予定が空いているのを確認し、アルに報告した。

 その後、アルから提出された予定調達量が、一店舗から買い付ける量の2倍はあることに気づき、そっと心のなかで二人に手を合わせた。


「アルさん。これは少しとは言いません」

事務局ブラックリスト

1位 東雲

2位 アル

3位 秋


の順です。

東雲にはいつも事務局長の監視の目がついていますw

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