表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/26

3

投稿できず、すみませんでしたorz

「……何が、遠慮しておきますよ」


一哉が扉を閉めて一息ついていると、後ろからぬるっと手が出てきた。

ゆっくりと肩から首へ滑るように移動する。

息のかかる近さから、相手がすぐ後ろにいることが知れる。


「格好つけちゃってさぁ…」


首にあった手が、今度は首元を後ろから抱き締めるように移動する。


「…私だって」


ささやかな膨らみが背中にあたるのを感じた。


「自分で何とかできたんですけどおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

「いたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたい!!!!!秋さん!死んじゃう!!死んじゃうからあああ!!!」

「一哉は、殺しても、死なない、から、大丈夫」

「大丈夫じゃないから!大丈夫じゃないから!雪!」


「仲良しだねぇ」

「違うと思います。アルさん」


上の階からアルとひなのの声が聞こえる。


「この前、アルさんに同じ助け方してもらったときは嬉しそうな顔してた癖に!」


理不尽だと秋に訴えると、さらに強く首を絞めにかかってきた。


「アルはいいのよ。アルは」

「理不尽!!」


贔屓だ、不平等だと騒ぎながらも、段々と強くなる秋の腕と格闘していると、こちらをみていたアルと目があった。

助けてもらえると顔を輝かせる一哉ににこやかに手を降るだけのアル。

違う、その笑顔は嬉しいし手を降ってくれたことも嬉しいが、違う、今求めているのはそれじゃない。とショックを受ける一哉の顔が面白かったのか、アルが吹き出し、クツクツと笑いはじめてしまった。


「何余所見してんのよおおお!!」

「してなっ!ぎゃああああ!!」

「かわいいねぇ」

「違うと思います。アルさん」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ