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伝説の科学者  作者: 北尾麟
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プロローグ(2)

なるべくわかりやすくなるように心がけます。

コトッ、飲んでいた紅茶を置くセシリア。しかし、いつもと同じはずの紅茶は今ははあまり美味しくない。

「はあ」

ため息をつくセシリア。その目からは不安が読み取れる。

「どうかされたのですか、お嬢様。」

普段は明るい彼女のそんな様子を見て不思議に思ったプリス。

「うん。実は…」

彼女の口から語られていくのはついこの前の出来事。それは、スパイの事をクルスシアに話して解決してもらおうとしているというもの。

「私は友人であるクルスシアに危険なスパイの搜索などをやらせてしまっているから…彼のことが心配なの。もしも彼に何かあったらと思うと…」

そう言って再び暗い面持ちになるセシリア

「で、では…あなたはあの誰ともわからぬ少年にスパイの事を、国家機密を話したのですか?」

急に真っ青になったプリスを見て驚く。

「え、ええ。そうだけど。それがどうかしたの?」

「なぜ…」

今度は小さく何かをつぶやいていた。その顔は俯いていて、影のせいで表情がよく見えない。

「え?いま、なんて…」

「なぜそんな事をしたんです!!」

なんて言ったの?そう聞こうとした彼女の声を遮ったのは他でもないプリスだった。

「プ、プリス?どうか、したの?」

普段は聞いたことのない、あまりにも大きいプリスの声に驚いてうまくしゃべれないセシリア。

「どうかしたの、だと?」

いきなり敬語ではなくなるプリス。先ほどまで影で見えていなかった顔には、うっすらと血管が浮かんでおり、その真っ赤に燃えたように光る目からは憎しみすら感じられた。

(う、そ?え、プリス…?)

口にしようとも緊張によりこわばって体が動かない。

「いくら両親から教えられていたとはいえ、普通は、部外者なんぞに国家機密は話しませんよ?!馬鹿なのか?!」

敬語と崩れた言葉が入り混じってしまっているプリス。しかし、混乱によりそんなことにすら気づくことすらできないセシリア。そして、なぜだかわからないが、言いようのない恐怖が彼女を襲っていた。何が何だか分からないが、何か自分は見落としている。そんな風に思えた。

「そうかそうか、急に口調の変わった私に怖気づいて動けなくなっているのか!!アはははハハハッッッ!!!愚かだ、やはり愚かだよ!」

動けないセシリアを覗き込みながらプリスは罵声を浴びせる。そこにはもう、以前の彼の面影はなかった。

「普通は見知らぬ輩と会ったらそいつがスパイかも、と疑うだろう?!お前はあの少年がスパイだとは思わなかったのか??」

(クルスシアが、スパイ?そんなわけな…)

そんなわけない、そう思いたかったが、可能性としてクルスシアがスパイだということもありえたのだ。その可能性にすら気づけなかった自分は女王失格なのだと思えた。

プリスに言われる一言一言はガンガンと鈍器のようにセシリアの心を傷つけていく。

しかし、そこでセシリアの中にクルスシアの行動や話し方、笑顔がよぎる。

(いいえ、違うわ。彼は、クルスシアは、違う…スパイじゃない)

なぜかそう思えた。クルスシアは違うと思えた。彼女はこわばって動けなかった口を動かし出す。

「彼は、クルスシアは違うわ!スパイなんかじゃない!!」

セシリアは力を振り絞って言い切る。

「なに??」

驚いた顔をするプリス。

「痺れ薬を飲まされても喋るか?瞬き一つできなくなるはずなのだがな。」

(え?今、なんて…痺れ薬って、言ったの?)

そう言おうとしたが、もう口は動かなくなっていた。そして、再びまた彼女の中に得体の知れない恐怖が広がる。

「ふっ、また動けなくなったか。さっきのは偶然か…まぁ、いいでしょう。では、あなたにスパイについての真相をお教えしましょう。」

プリスのニヤニヤとした顔。それを見て、セシリアの中で、全てが繋がった。

(ああ、そっか。私は何て馬鹿なんだろう。クルスシアは、スパイなんかじゃない。だつて、彼が言っていたじゃない…スパイは私の近くの人間だって…)

「あの少年は。スパイではありません。」

そう言うと顔を一気に近づけてくるプリス。後ろで止めていたはずの彼の髪はいつの間にか解けて、長い黒髪がなびいていた。

「だって、私がスパイですから!!」

笑顔のプリスがいて、その前には身動き一つ取れないセシリアがいる。すると彼は笑いだした。

「あははは!!私がスパイだと報告したから私がスパイだとは思わなかったのですか?!確かに、諜報機関に嗅ぎつけられ、あなたに報告せざるを得なかったのは痛かったですが、どうやらわたしがスパイということまでは突き止められなかったようですね!!やはり愚かだ、こんな国などやはり滅びるべきなのだ!!ロゼッタ連邦だけが正義なのだ!!」

あざ笑うプリスはとても楽しそうで、相変わらず動かないセシリアの目からは涙が出てきていた。

(どうすれば、よかったの?みんなを疑えばよかったの?わたしはいったい…)

しかし、そんなセシリアのことなど関係ないといった様子のプリスは話を続ける。

「もうすぐ私の命令によってこちらに向かっているロゼッタ連邦の科学武装兵、十万人がやって来ます。突然の襲撃に対応できず、この国は滅びるでしょう。」

(そんな、だめ!たくさんの人が死んでしまうわ!!)

心の中で悲痛な叫び声をあげるセシリア。

「お優しいあなたのことです。おおかた、きっとたくさんの人が死ぬ、と思っているのでしょう?」

そして、セシリアのことを見透かしているかのように話すプリス。

「しかしですね?」

ニィッと笑うプリスは、セシリアにとっては悪魔ように見えた。

「そんな弱者のことなど、私には関係ありませんね。」

(そ、そんな…あんまりよ、こんなの。こんなのって…)

ポロポロと。動かない女王の目からは涙が出続けていた。

「おっと、忘れていました、私にはあなたを捕獲する義務があるのでした。ロゼッタ連邦の帝王が美しいあなたをご所望なのですよ。」

そう言うとプリスはポケットからサイコロほどの大きさの、不思議な模様の描かれたものを取り出した。その模様はセシリアが首につけているものと同じだった。

(あれは…空間把握技術を埋め込んでる、箱?)

箱なんてなにに使うのかしら、そう思ったセシリアだったが、すぐにプリスの言っていた自分を捕まえるという言葉を思い出す。

(そうか、きっとあれは牢獄ね…空間把握技術を使った簡易牢獄の製造は禁止されていたはずだけど…ロゼッタ帝国には関係ないわよね。)

「察しがついていらっしゃるかもしれませんが、これは簡易牢獄の一種です。ただし、ロゼッタ帝国の技術を詰め込んだ、透明牢獄クリアールプリズンというんですよ。その名の通り、透明な板を貼り合わせたような、美しい、まさにあなたを入れるのにぴったりの牢獄なんですよ。聞くところによれば、帝王はあなたを鑑賞したいのだとか。流石帝王、いい趣味をしていらっしゃる。」

プリスに自分の使い道を聞いてゾッとするセシリア。

(そんな…こんなの、こんなのって…!)

城内の人間に助けを求めたくても声が出せないし、動けない…

セシリアの胸の中で絶望が広がっていった。

「では、そろそろ終わりにしましょうか。空間把握技術、目標ターゲット セシリア・ビクトール、〈拘束バインド〉!!」

そう言って透明牢獄クリアールプリズンを出し、セシリアに勢いよく投げる。

(これはロゼッタ連邦の空間把握技術を詰め込んだもの、誰にも防げません。ふふふ、あの女王も終わりです…)

執事が透明牢獄クリアールプリズンを投げると、一瞬閃光が起きたあとすぐに煙が立ち込め、透明な人1人分入れそうなケースのようなものが現れる。その表面には拡大された不思議な模様が刻まれており、見た目はガラスと大差なかった。徐々に煙が引いていき、牢獄の様子が見える。しかし、その中にあるのは女王の座っていた椅子だけで、セシリアはいない。

「なっ?!なんだと!なぜこの中に女王がいない!!」

ロゼッタ帝国の空間把握技術から逃げられるはずはないのに、そこに女王は、いない。

すると、背後から声が聞こえてくる。

「ねえ、ビクトール王国を建設したのは1人の天才科学者だって知ってる?」

驚いて振り向くスパイ。

「だ、誰だっ!」

しかし、プリスの先には煙しかなく、なにも見えない。

「じゃあ、君が今使った空間把握技術を作ったのもその天才科学者だって知ってる?」

「なっ?!」

(科学者だと?!そうか、こいつは、伝説の科学者の事を言っているのか?)

声から察するに、話しているのは少年。しかし、周りを見渡してみても煙しかなく、どこに少年がいるかわからない。

「じゃあ、最後の質問。」

カツカツと近づいてくる足音が聞こえてくる。そして、それと同時に煙も消えていく。

「その天才科学者が、不老不死の技術を開発してたって、知ってる??」

そんな言葉を投げかけられる。一瞬、プリスは困惑する。しかし、煙がどんどんなくなっていくにつれて、だんだんと頭も回り始める。

(まず、並大抵の者には避けられないはずのものを避けた女王。そもそもそんな力があの女王にあったのか?否、それはおそらく違う。だとすれば、さっきから話しかけてくる声の主。こいつが女王を助けたのではないか?でも、そんなことできるのは並大抵の者では…待てよ、さっきのあの口ぶり、まるで自分がそうだと言っているような…それに、不老不死の技術?なんだそれは、そんなもの、伝説の科学者でもない限りは、作れるはずは…っ!!!!)

そこでプリスは驚愕の事実に気づく。

「そ、そんな、まさか、じゃあ、貴様は、貴様は…あの伝説の…?!!!」

そうプリスが言うと、彼の目の前の霧が完全に晴れた。

彼の前には1人の少年が、セシリアをお姫様抱っこした形で抱き抱えて立っていた。

「僕の名前はクルスシア。まあ、君たちの言うところの、〈伝説の科学者〉っていうやつかな?」

カタカタと震えだすプリス。すべて繋がった。並大抵の者には避けられないものを避けられたのも、あの伝説の科学者ならばあり得る。

「全く、趣味悪いことするよね。今日、紅茶の中に彼女を動けなくするための痺れ薬と恐怖心を煽る精神薬を入れるためだけに、セシリアの好きな味の紅茶を入れ続けてきたんだからさ。」

平然とした口調で事実を語るクルスシア。

(くっ…そこまでわかっているのか?!だが、ここでひるむわけにはいかない!全てはロゼッタ帝国のためなのだ!)

「流石は伝説の科学者ですね。すべてはお見通し、といったところですか。」

あくまでも余裕があるように装うプリス。すると、それに騙されてか、騙されてるふりをしているのか、クルスシアが一言。

「余裕があるみたいだね。まあどうでもいいけど。」

キッとプリスを睨みつけるクルスシア。その気迫は小柄なその身体からはとても想像できないようなおぞましいものだった。

しかし、その睨みはすぐに終わる。ハッと何かを思い出したようにクルスシアがセシリアを見たからだ。

「おっと、ごめんね。君の身体のことを忘れてたよ。空間把握技術、〈回復〉《ヒール》」

クルスシアがそう言うと彼の右手にあった指輪が光り出す。すると、ずっと動かなかった

セシリアの目が瞬きをする。これを見ていたプリスが、またも驚愕する。

「なにっ?!薬の効果を消した、だと?あれは最低でも4時間は効くはずなのだぞ!!」

プリスはありえない、と言った表情でクルスシアから降ろされ立っているセシリアを見つめる。

「さっきまで、全然動けなかったのに…それに、あの得体の知れない恐怖心もなくなってる…クルスシア、ありがとう!」

笑顔になったセシリアを見て少しほっとするクルスシア。

「いや、いいんだ。それに、 こうなるのを防げなかった落ち度も僕にある。本当にごめんね。君には嫌な思いをさせてしまった。」

申し訳なさそうに謝るクルスシアを見て首を振るセシリア。

「いいえ、あなたの落ち度じゃないわ。それに、こうして助けに来てくれたじゃない!」

彼女の言葉に苦笑するクルスシア。

「そう言ってもらえると嬉しいよ。」

(やっぱり、君は優しいね。どうやら、ビクトール王国の女王にふさわしいようだ。)

微笑むクルスシア。

「でも、どうやって私を治したのですか?」

「あぁ、それは簡単だよ。普段の君の状態のデータとさっきの状態の君とを比べて、その差分を空間把握技術で消滅させたんだよ。」

「そ、そんなことができるのですか?でも、普段の私の状態のデータって…いつ、そんなものを…?」

「あー、ごめん。君が食事を僕のところで摂るるたびに…粒子を君の体内に入れてデータを取ってたんだよ。黙っててごめん。何かあったら、と思ってやったんだけど、一言言うべきだったね。」

「いいえ、そのおかげで私は助かってるわけですし…文句は言えません。」

「そう言ってくれるとありがたいよ。でも、本人で何も知らせないで彼女に何かするってところでは、僕は彼に文句は言えないなぁ。」

クルスシアはそう言うと再びプリスを見つめる。正確には、見つめただけでなく、睨んでいた。

「っ!!」

再びプリスに緊張が走る。

(流石に相手があの伝説の科学者ともなると…部が悪いですね。しかし、天は私の味方についているようです、今は晴れている。したがって、天井も開いている!!)

「くっ、仕方ない、女王は見逃そう。ここは退散させてもらいますよ。だが、兵はもう進行してきているぞ!突然の襲撃に対応はできまい。この国はロゼッタ帝国によって支配されるのだ!もう手遅れだ!」

そう吐き棄てると、空間把握技術で城を飛び出して行くプリス。

しかし、それをただ見ているだけで捕まえようとするそぶりを見せないクルスシア。

「まさか、あのままプリスを逃すつもりですか?!」

少し焦っているセシリア。プリスの言っていた十万の科学武装兵というものが心配なのだろう。

「まさか?今は君が心配だからここにいるだけさ。僕はすぐに彼を追うつもりだよ?」

「私の事はいいんです!でも、クルスシア、まさかこれから1人で十万の科学武装兵に立ち向かおう、なんて考えているんじゃありませんよね…?」

友人をそんな危険なところへは送り出せない、そんな意志を感じる質問だった。

「…そう、だけど?」

「やっぱり!だめですよ、そんなの!私がいない間にあなたに何かあったら…私、耐えられません!行くなら私も連れて行ってください!」

「セシリアをつれていく?!そんなこと言われても…」

セシリアの言葉に困るクルスシア。すると、いきなりガシッと彼のの腕を掴むセシリア。

「ちょっと…離して欲しいんだけど。これじゃ彼の元へ行けない。」

「ダメです、私を連れて行くっていうまでこの手は何があっても離しません!!」

「呆れた…そこまで僕のことが心配なの?これでも一応、伝説の科学者とか呼ばれてるんだけど…」

クルスシアの言葉に思い出したように反応するセシリア。少しクルスシアの腕を握る力が弱まる。

「 え?あっ?!そういえば、そんなこと言っていました…ね。で、でも!そんなことは関係ありません!」

ギュッと腕を掴む指に再び力が入るセシリア。

「だって、たった1人の私の友達ですもの!」

彼女飲めはとてもまっすぐクルスシアを見つめており、痛いほど気持ちが伝わってくる。

(真面目、なのはわかるんだけどなぁ…)

「…僕以外にも、友達作りなよ。」

「うっ、それは言わないで…ていうか、茶化さないでください!」

「あー、もう、わかった、わかったよ!連れて行く、連れて行くって!」

根負けしてセシリアの動向を認めるクルスシア。

「本当ですか!?」

「ただし!僕の後ろで見ていること。君はこの国の女王で、そして何より僕の友人だ。傷つけるわけにはいかない。」

クルスシアは条件を突きつける。そして、しぶしぶその条件を飲むセシリア。

「わかったわ。どうせ私がしゃしゃり出てもあなたの前では足手まといにしかにらないだろうし…」

「そういう事。悪いけどここは譲れないし、譲るつもりもない。」

「ううっ、私が足手まといな事は否定しないんですね…」

うなだれて言うセシリア。

(多分、女王の教育を受けてきた彼女自身の空間把握技術に関する能力はかなり高い。でも、人から教わった程度の空間把握技術では僕の技術には及ばない。なぜなら…僕は、空間把握技術の、製作者マスターだから。)

考えていても仕方ない、そう思ったクルスシアはセシリアを急かす。

「悪いけど、時間がない。急いで彼の元へ行くよ!手を出して。」

いきなり左手を差し出してきたクルスシアに困惑しつつセシリアも右手をだす。すると、突然ガシッとセシリアの手を掴むクルスシア。

「ひゃっ?!」

「手を繋いで、僕が離すまでは離しちゃダメだよ?」

「え?な、何をするの?私、空くらいなら飛べるよ?」

「うん、毎日見てきたから知ってる。でも、それだと時間がかかるでしょ?だから…」

そう言ってクルスシアは右手を前に出す。

「空間把握技術、製作者能力オリジナルスキル転移ワープ〉!!」

彼がそう言うと、右手につけていた指輪がまた光り出す。やがてその光は目も開けられないほどのものになる。

「うっ?!眩しっ!!」

思わず手を握っていない方の手で目を隠すセシリア。

10秒ほど経ち、クルスシアが口を開く。

「もう手を離して大丈夫だよ。あと、もう目もつぶってなくても平気だよ。」

「えっ?も、もう?閃光以外は何も、起きていないように思えるんですが…」

そう言われてクルスシアと繋いでいた手を離し、目を開くセシリア。そんな彼女の肌を少し強く風が撫でていく。

「う、そ…」

そこは、先ほどまでいた城内とは似ても似つかない、何もない草原がひたすら広がるところだった。しかもよく見ると500メートルほど先には目がチカチカするほどの人の群れ。そして、その先頭に立つのは…プリスだった。

頑張って分かりやすくしたつもりですが、名前のところ等、少々くどいかもしれません。あ、そうそう、ナレーション?みたいなのが誰視点でもないのはプロローグだけです。プロローグが終わり次第、主人公、もしくは他のキャラ視点に切り替えます。(最初の方は主人公が出てこないためにこうするしかなかった。)

次でプロローグは終わるかな?次の次までには終わらせるつもりです。

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