理花の企み
成瀬くんと両想いになれた……。
まだ正式に付き合ったわけじゃないけど、もう8割そういう事だよね?!明日から楽しみだな〜……。
でも、理花ちゃんはあの後どうしたんだろう。
とりあえず、寝よう
―――次の日
あたしが学校に登校すると、廊下が賑わっていた。
「あ、凪絆おはよう」
「おはよう葉月、なんでこんなに賑やかなの?」
「それが九条がね……………」
教室に入ると理花ちゃんが成瀬くんを椅子に縛り付けはたから見たら拷問してるようなそんな感じだった。
「理花ちゃん何してるの」
怖かったけど、声をかけた。
「あぁ、凪絆……おはよう」
「おはようじゃなくて、何してるの。」
「……お仕置きよ。」
「……は?」
「私との約束を破ったからお仕置きしてるの。」
「……成瀬くんを離して。」
「私昨日聞いたのよ。凪絆、成瀬が好きなんだって?」
保健室のこと……聞かれてたんだ……。
「……そうだよ。優哉くんが好きだよ。」
「成瀬は私のものなの。」
「……いい加減それやめたら?昨日も言ったよね。あたしを傷付けるとかそんなことしなきゃ付き合えないの?」
本当に大事な友達だから……怖い……。
「……うるさいわね、今は成瀬縛ってあるし、今度こそ当てるわよ。」
理花ちゃんは椅子を持った。
「……。」
「今度こそ当たれぇぇぇ!!」
今度こそあたしに命中だな……。
「そんなことしてたら、貴方のこと好きになる人なんて誰もいなくなりますよ?」
───え……?
「な、るせくん!?」
「ゆう……成瀬……。」
「理花に縛られるのは慣れてるのでこんな紐すぐに取れるんですけど……問題は一ノ瀬さんに手を出そうとしたことですね。」
成瀬くんは胸ポケットからメガネを取り出してかけた。
「理花、貴方には幻滅しました。……別れてください」
理花ちゃんは椅子を落とした。
そのまま泣きだした。
「凪絆を……傷付けるよ……?」
「させませんよ。昨日みたいに守ります。」
「なんで?なんでなの?」
「理花、今までありがとうございました。」
「……なんで?別れたくないよぉぉぉ」
理花ちゃんはその場で狂うように泣き出した。
みんな見て見ぬふりをした。
「理花ちゃん……ハンカチどうぞ。」
それでも……あたしは。
「凪絆……なんで?私、凪絆を傷付けた……」
「そこまで好きだったってことだよね。ごめんね、」
「……凪絆……………。」
理花ちゃんは立ち上がりカバンを持った。
「……成瀬、凪絆お幸せに。クラスのみんなも色々ごめんね。」
理花ちゃんはその場から居なくなった。
後日後分かったことは、理花ちゃんは学校を辞めて仕事することになったらしい。




