理花と凪絆
その日からあたしは葉月と一緒にいることになった。
葉月は前々からあたしの事心配してくれていたらしい。
「あ、私ちょっとトイレ行ってくる!」
「行ってらっしゃい!」
お昼の時もわざわざ居てくれる。
「凪絆」
この声……理花ちゃんだ。
「……なに?」
「成瀬と連絡とらないで。」
「……とってないよ?」
「そ?ならいいんだけど。」
「2人……は付き合ってるの?」
恐る恐る聞いてみる。
「そうだけど?」
やっぱり……そうなんだ。
「そっか、おめでと」
「ありがと。凪絆も早く彼氏作りなねーって初恋もまだだし無理か」
「……そうだね。あたしに……」
理花ちゃんに腹が立ったのは今が初めてかも……。
「ちょっと九条。凪絆になんか用?」
葉月がトイレから戻ってきた。
「何よ小林。今凪絆と話してるんだから邪魔しないでよ。」
「邪魔なのはあんた。凪絆とお弁当食べるんだからどいてよ。」
「凪絆と話してんの、見て分からない?」
「もう話おわったでしょ?てか、成瀬が可哀想ね。あんたみたいなのと付き合うなんて。」
「はあ?」
「ほら早く戻らないと成瀬が他の女の子と仲良くしちゃうよー?w」
「チッ……」
理花ちゃんは舌打ちをしてどっかに行ってしまった。
「凪絆、大丈夫?」
「……葉月ありがと……」
「え、どしたの!?」
「ううん……」
やっぱり付き合ってたんだ……。
ねぇ成瀬くん、成瀬くんが前に言ってたこと、信じてもいいの?
『僕が好きなのは一ノ瀬さんです。』
この言葉すごい嬉しかったよ……。




