エピローグ:待たない
ま×くらだ。×にも×えない。なにも×い。
――きがすむまで×××をきりつけた。こいつはモノのくせに××つけると、くたびれたかおを×た。し×と×あさんのいたみはこんなものじゃないんだ、×まんしろとおもった。
でてきた×××はつぎつ×とあかく×まった。ひとの×い×うみたいだなあとおもった。ぼくの××みといっ×ょだと×もった。
――――。
しほ、か×さん。
……し×。
……×ほ?
……だれだっけ。
――いまい×ます。
あかくそまった××をぼくはみた。ぼ×の×××がはいるぐらいにちょう×いしてある××。それに×をかける。
そして――。
こんにちは。最後まで読んでくださってありがとうございます。
昔から「ストーリーを考える仕事に携わりたい」と思っていた私ことジュンちゃんは、人生という名の不安定で果てしない道程の中で、ついに小説を書き始めました。
一時は「漫画家になりたい」だとか「音楽家になりたい」だとか途方もない夢想をするばかりで全く一歩を踏み出さずにおりました。
その原因の中枢は恐らく私が怠慢な生活を、過去のドイツ国民がヒトラーを崇めるがごとく信仰してきたことにあると思います。結果このようななんのハリも目標もない人生になり、自分自信に苦笑してしまう時間が多くなりました。くちおしや。
私が小説を書き始めたきっかけは、いわゆるPCでプレイできるノベルゲームをやりはじめたことでした。勿論、その手のゲームをプレイした理由は彼女も作らず、性欲を持て余していたことが原因だということは言うまでもありません。
かなりいやらしいものにも手を出しましたが、そんなゲームの中にも、感動作と言うのでしょうか、涙を誘うゲームも多々ありまして、そちらの方に非常に興味を惹かれるようになりました。それからです。私がシナリオライターになりたいと強く思うようになったのは!
では、シナリオライターをやりたいのに何故、小説を書いているのか。自分でも疑問に思うのですが、「小説が書ければシナリオも書けるんじゃね?」などと、恐らくてんで的を射てはいないだろう考えを持ち続けているからです。
ですが文章を書くという根本はズレていないだろうと確信しています。それはもう、お金が必要になった時に、自らの口座を見に行くことの無意味さを悟る程の確信です。
そんなことを考えている今日この頃、「小説をブログに載せてみたらどうだい」という考えを思いつきました。その中で大事なのが何よりユーザビリティだと思いましたが、今のレイアウトでも充分に見れると思ったので今後改善するつもりは実はなかったり。
あったり。(苦情があれば)
話が変わりますが、この短編小説は、五か月ほど前に仕上げたものを、現在書き直して掲載したものです。つまり一作品目です。書き直している間、様々な苦悩がありました。私はこのような粗忽な文章を囚人観衆の中晒していたのかというある種の罪悪感にかられたりもしました。
書き直す前の作品は、いきなりミュージカルになったり、言い回しが露骨に中ニ病(というのでしょうか?)臭くなったり、あげく一人称、(二人称)、三人称の混在など、非常に読みづらい作品となっておりました。今作品でも読みづらいと感じる方がいらっしゃるのなら、恐らく私自身の経験の浅はかさが原因なのでしょう。精進します。そのような失態は今後決してしないと思います。思います。(といいなあ)
一人称と三人称の混在について述べたついでに書いておきますが、作中、これらは意図的に転換されております。意図的です。意識して読む方々や、書き手の方々は理解されていると思いますが、一人称と三人称による表現の幅はそれぞれ全く異なります。作中それらをどのように見せたいのか意識して私は使い分けることにしております。
しかし生じるデメリット。曰く、『見づらい』。これをなんとか改善して「面白い」と言っていただける作品にすることが今後の私の豊富であり、また、現時点での明確な目標となっております。少しでも、生温かい目で見守って頂けると嬉しく思います。
全体的に非常に陰鬱な物語となっております。それを意図して書いたわけですが、プロット(限りなく知識が無く独自のもの)の段階で「暗い話の中に疑問を投げかける形の作品にしよう」と思い、筆(指)を進めました。
何故暗い物語を書こうと思ったのか。それは私の今までの人生が日向とはほど遠いところにあったことに起因するかもしれません。元々、明るい物語よりも暗い物語の方が好きなきらいがありました。アーティストで言えば、エグザイルよりもDir en greyなのです。典型的なマゾっ子なのかもしれません。
書く上で一番苦労していたのは、語彙よりも、世間に関する情報の少なさです。人間的に無知な私は、入っている知識の少ない脳細胞を総動員して、引き出せない部分は引き出さずに仕上げました。ので、私のぺらぺらの人生経験が露骨に露呈している気がします。恥ずかしい限りです。
それでも読んで下さった方に感謝感激です。ありがとうございます。
長くなりましたが、明るい物語が嫌いなわけではないので、後々そういったものもUP出来ると良いなあと思っております。
ここまで読んでくださってありがとうございました。