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ヒメゴト  作者: 渡辺律
常識はなにより大切です。
22/30

番外編

前々から予告していたとおり、お気に入り件数が200件超えたので記念SSです。

しょぼいとかいわないで…!!

いつもいつもありがとうございます!これからもどうぞお付き合いよろしくお願いします。

01 黒翼とわたし


「つか、黒翼とかさぁ、わたしが結婚するのはダメだって言う割には、王太子に口説かれるの認容してるよね。なんで?」

「見てて面白いから」

「はぁ?」

「というのは半分冗談で、だって、お前、あのボンボンと結婚する気なんてさらっさらないだろ?だから別にとやかく言わなくても大丈夫だなぁと」

「じゃあわたしが王太子と結婚したいって言ったら?」

「連れ去って俺らだけしか見えなくしてやるよ」




今日の学習内容

 黒翼はヤンデレでした。



+ + +



02 白飛とわたし


「白飛ってさぁ、光の精霊じゃん?ふつう光の精霊ってさー、もっとこうやわらかい感じじゃないの?」

「リリーナってよく思うけど、馬鹿でしょ?」

「馬鹿とはなによ、馬鹿とは」

「だって馬鹿じゃなかったら、そんなこと言わないと思うけど。この間も変なこと黒翼に言って、連れ去るとか言われてなかった?」

「うっ」

 そんなことない、と言いたいけれど、言えないのが悲しいところだ。

「ま、でもそんなリリーナだから可愛いのかもね。馬鹿な子ほどかわいい、なんて人間もたまにはいいこと言うよね」




今日の学習内容

 白飛はあんまり優しくない。



+ + +



03 風華とわたし


「ねぇ、気になってたけどさ、風華って女なの?」

「あらぁ、どうしてそんなこと聞くの?」

「いや、だって風華以外で女の精霊って見たことないなぁって思って」

「ふふふふふ」

「ふふふふ、ってナニソレ。いや、だからさ、わたしは風華の性別が知りたいんだけど…」

「世の中、知らなくていいことってあるわよね?」



今日の学習内容

 好奇心猫をも殺すっていうのは本当です。




+ + +



04 柊青とわたし


「柊青とさー、緑藍って若干キャラかぶってるよね」

「どこが?」


 わたしの言葉に柊青がにこり、と優しい笑顔を浮かべた。

 頭のなかで警鐘が鳴り響く。やばい、やばい、やばすぎる…!


 わたしの冷や汗に気が付いたのか、柊青は先ほどとは異なるやわらかい笑顔を見せ、わたしの頭をよしよし、と撫でた。




今日の学習内容

 柊青に逆らうのは無謀です。




+ + +



05 緑藍とわたし


「緑藍ってあんまり話さないよね」

「…そうか?」

「うん。あんまり緑藍がしゃべってるイメージってわたしにはないかも」

「ふむ」


 緑藍は少し考えるように視線をさまよわせた後、わたしをギュッと抱き込んで満足そうに笑った。


「しゃべるよりも、リリーナの体温を感じていたいな」



今日の学習内容

 緑藍はタラシです。




+ + +


06 炎樹とわたし


「なぁ、俺さぁ、なんか出番少なくね?」

「え?そう?」

「そうだよー。だって、本編で俺あんま活躍してねーし、しかもこのオマケSSに登場すんのも最後だし」


 そういって、しょぼん、と項垂れる炎樹。うん、かわいい。


「でも、ほらヒーローはいつもいちばん最後に登場するのがお約束だから!」


 わたしの言葉に目をきらきらさせ始める炎樹。まさか、遅れて登場するのは悪役の務めだとは到底言えない。



今日の学習内容

 炎樹は単純でかわいらしい。

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