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プロローグ

初投稿です。あたたかい目でお願いします……。

 この短い16年の人生。振り返ってみれば早かったような、遅かったような。いや、あっという間だった。隣の一家のせいで。


 もし、自分が生まれた家がこの一家の隣の家じゃなかったら自分の人生どうなっていただろう。


 きっと、こんなに波乱万丈じゃなかった、それだけは言えるだろう。


 気付かないうちに厄介事に巻き込まれるのなんてしょっちゅうで、静かな日を過ごした記憶があまりない。


 でもその分いくつもの思い出があるわけで。もしかしたら、自分の家族とよりもたくさんの時間を過ごしたかもしれないほど。


それはきっと、これからもそう。どんなに形を変えてもきっと。

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