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折りたたみ式フラグっ!?  作者:
第二章、梅雨の日の小さなモモ
15/21

うちのクラスは猫オタク!?

お待たせしました♪

この話だけ特別短いですけど、お楽しみください♪

お詫びと言ってはなんですけど、次話にはちょっとサービスシーンがありますので♪

「えっとぉ、歩はぁ、猫飼っているよぉ? 猫はお風呂が駄目で、とっても可愛いのぉ、それから魚介類が好きかなぁー」「え? 猫? あぁ飼ってるよ。習性? うーん、猫は縄張りを持っていて、単体行動が多いと思うな。あとは、他の人に訊いてくれ」「猫についてですって? そうですわねぇ、家のクーちゃんは超高級黒毛和牛ステーキしか食べなくて、去年は――ってどこ行きますの! まだ話の途中ですわよ!」

 という結果に終わった。


「以外でしたね。私たちのクラスに猫飼っている人が三十人もいるだなんて」


「そうだねー」


 ちなみに僕達のクラスは三十五人で形成されている。ということは、クラスの約九割が猫好きということだ。僕達のは猫って分類に入るかわからいので入れていない。けれど、そのおかげで情報もたんまりと集まった。

 びっしりと文字で埋め尽くされたノートを机の上に置いて、放課後の教室に奏ちゃんと僕はいる。


「それでなにか答えは見つかりましたか?」


「うーん、それがなんとも……」


 みんなの意見を書いたノートには、文字数は多いものの内容は似てることが多くてあまり参考にはならなかった。特に多かったのは、水が苦手ってのとマタタビが好きってのかな。

 猫について書かれたノートを奏ちゃんに渡し、一緒に考えてもらう。


「う~、分からないですね」


 そりゃそうだ。僕ですらフラグについて詳しくないのに、奏ちゃんがわかるわけがない。

 奏ちゃんからノートを受け取って帰りの支度をする。


「ごめん奏ちゃん、ちょっと僕よって行く場所あるから今日一緒に帰れないや」


「なら私も付き合いますよ?」


 そう言って奏ちゃんはバッグを持って僕に寄ってくる。


「大丈夫。モモが一人で可哀想だから先に行ってあげて」


「そうですかぁ……翼くん優しいですね」


「いやいや、そうノートに書いてあっただけ」


 今は家に魔法少女の二人もいないし、僕らは学校で半日も一人だったら寂しいだろう。ノートにも『猫は寂しがり屋』って書いてあったしね。


「わかりました。それじゃあ、またお家で会いましょう」


「うん!」


 それで奏ちゃんとは学校の校門で別れた。


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