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07 それぞれの想い2


(リーフの心のつぶやき)


どうしよう

生まれて初めて抱きしめられた

すごく衝撃なんだけど


それに、初めて泣いた

今まで泣いたことなんて無かったのに

テラはぼくの根幹である性質に気付いてた


テラはとても温かくて

その温もりはとても気持ちよくて

ぼくの霊核はほんのりと温かさを増して


テラの手のひらも温かいけど

それとは全然違って


ちょっときついくらいに

ぎゅっとしてぼくを包み込んで

それに


ありがとうって言われた

血の契約でお礼を言うのは

ぼくのほうなのに


本当に『特別な存在』のように

テラはぼくを癒してくれるんだね



(テラの心のつぶやき)


そういえば針を刺した後

傷の痛みも傷自体もすぐに消えるから

変だなとは思ったのよ

小さい傷だからすぐに塞がったのかなって

あまり気に留めてなかったけど


私、まさかの不老不死!

永遠の若さね!

いや、15歳のままってことよね!?


私だって恋愛とか結婚とか

そういう夢みたいなものはあったんだけどなぁ


ライルさんが亡くなった理由

一時的に守護が弱まってって言ってたけど

どうしてそうなったのかしら

聞いたら教えてくれるのかな


私が死んじゃったら

リーフは悲しんでまた何百年も隠れてしまうのかな

あんなに傷付いて800年もずっとだなんて

花言葉は怖いほどに絶対なのね


あ、いや、その前に。

年を取らないって周りの人に絶対怪しまれるわ

どうしよう……


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