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刻まれた花言葉と精霊のチカラ ―精霊と守り人少女の永遠の物語―  作者: Tomi
最終章

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002 テラ【本編完結】

 

 私は永い眠りの中で

 夢を見ている。


 夢の中で、誰かと過ごしていた。


 誰かははっきりとは分からないけれど

 とても大切な存在――。



 私はずっと、覚めない夢の中にいる。


 私は夢の中で目を覚ました。

 夢の中で目を開けると、とても綺麗な男の子がそばに立っていた。


 男の子はエメラルドのような緑色の瞳で

 目に涙をいっぱいためて、私を覗き込んでいた。



 どうしたの?


 声をかけると、声にならない声をあげて

 ポロポロと涙をこぼし

 私を抱きしめた。



 いつもここで、夢は終わる。




 誰だろう?

 こんなに泣いて、私を抱きしめて

 私を知ってるの?


 ごめんね、何も思い出せない――。




 私は何度も何度も、繰り返し同じ夢を見ている。

 夢は思い出せないのに、そんな気がしていた。


 温かな光を覚えている。

 とても優しい、大好きな温もり。


 夢から覚めると夢は忘れているけれど

 何となく分かる。



 夢の中の、とても大切な、大切な存在。

 夢の中にいる、大切なあなた。


 次の夢は、また同じ夢?



 夢の中で眠ると

 また最初から夢が始まる。




 穏やかな優しい声が私に声をかけるの。


「おはよう、テラ」


『やっぱり夢じゃなかったよね』


 私は安心したように夢の中でつぶやいた――。




 私は何度でも、あなたのそばに、あなたに逢うために、同じ夢を見続ける。




 これでまた

 愛しいあなたと……

 一緒に過ごせるね…………リーフ……



『刻まれた花言葉と精霊のチカラ ―精霊と守り人少女の永遠の物語―』

本編を最後までお読みいただき、ありがとうございました。


本編はここで完結となります。

第一章『日常』ブライトウッド【001 共同生活】に戻ることで、『円環という永遠』を見つけることができます。


本作は、【本編完結】と【後日譚完結】二つの終止符を持つ『二段階フィナーレ』となっており、二つの『永遠』を書いております。

後日譚ではもう一つの永遠を。どちらの結末を選ぶかは、読者の皆様次第です。

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