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俺のデバフは理を破る!〜俺が強い?違うなテメェ等が弱くなったんだよ!〜  作者: 鋼夜
三章 遥かなる旅路編 〜四神の章〜

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神話創生 アトラス歴1462年【538年前】4-4

更新です。


◆ナギside◇


 それぞれの組み合わせが決まり、早速一回戦が始まろうとしていた。

 そして、俺にとって初めて青龍の戦う姿を見れる試合となる。


アイツ(白虎)に会って少しでも情報を聞いておきたい所だが……」


 青龍にライバル視されてる俺が迂闊に白虎に会うのはそれこそ自殺行為だろう。……だから、ここは俺自身の力でどうにかするしかない。


 何にせよ、直ぐに青龍とオモシロネームのオッサンとの戦いが始まる。それを見てから悩むのでも遅くないだろう。



 試合会場は青龍が出る決勝トーナメントと言う事もあり、尋常じゃない熱気に包まれている。


「「「「ワァァァァァァ!!」」」」

「「「「勇者様ぁぁぁ!! 頑張って下さい!!!」」」」


 観客達は噂に聞く勇者、青龍の実力をこの眼で見る為に此処に来ていた。


 当然だろう。


 戦場での活躍等、一般市民に取って、話の種にはなるだろうが実際に見た訳ではない者が大多数だ。誰もがその噂を見れる闘技大会なんて観に来ない筈が無い。


「スゲェ人気だな……地球のアイドル達を追っかけてる奴より熱量が凄いんじゃないか?」


 この世界だと娯楽なんてこういうのしか無いししょうがないか……。


「おっ? 始まるみたいだな」


 司会の人が会場入りした為、試合の開始が近い事を予想された。


「さて! 長らくお待たせしました! コレより決勝トーナメントAブロック第一試合! 選手の入場です!!!」

「「「「「うぉぉぉぉぉ!!!」」」」」

「それでは、西の門よりダダスダ=ダーダン選手の入場です!」

「「「「ぅぉぉぉ…………!」」」」


 熱量下がり過ぎだろ! ダーダンさんが可哀想だ……。──だから、俺だけはダーダンさんの勝利を信じてやろうと誓った……まぁ、無理だろうけど。


「続いて! 東の門より、勇者青龍選手の入場です!!!」

「「「「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎!!!」」」」


 盛り上がりが凄過ぎて、何がなんだか分からない事になってんな。


「さて! それでは早速始めたいと思います! それでは一回戦目を開始致します! ──ファイッ!!」


 司会がそう告げると同時に銅鑼の音が会場中に響き渡った。


「勇者だろうが、俺は負けん!!」


 ダダスダが開始の合図と共に青龍へと距離を詰め、自分の主武器であるメイスを青龍の頭に振り下ろす。


「──無駄」


 青龍は振り下ろされるメイスに、手の甲で触れるか触れないかの所でその手首を返す。


「なっ!?」


 ダダスダは驚愕の言葉と共に攻撃が流され、勢いそのままに地面へと突っ込んだ。


「……合気か? いや、だとしても巧すぎる。──だが、能力を使ってる気配が全く無いって事は素の技術って事か……」


 強い。


 腕力とか云々より、単純に戦闘技術が高い……しかも、本来ならコレに能力を乗せてくるとか怖過ぎる。


「ヤバいな……ビッグマウス(大口)を叩き過ぎたか?」


 正直、俺の攻撃も受け流されるビジョンしか見えないんだが。はてさてどうするか。


「君じゃ僕を楽しませてくれないから……終わらせるね」


 そう青龍が告げると、少し距離が離れた所に倒れているダダスダに向かってデコピンの構えを取ると、


「── 指弾(バレット)


 中指を親指で弾くと同時にダダスダの頭がズレる。

 そして、そのまま何も言わずにダダスダは動かなくなった。


「安心して……加減はしたから死んではいないよ」


 それだけ告げると自分が入ってきた東の門へと戻っていく。


「「「「…………」」」」

「……」


 あまりの展開に俺も司会も、観客達でさえ声が出せないでいた。

 そんな状況の中、司会は自分の仕事を一早く思い出した。


「──はっ!? しょ、勝者青龍選手!!!」

「「「す、すげぇぇぇぇ!!!!!」」」


 司会の宣言と同時に会場の刻は動き出した。


「……これは勝てねぇか?」


 俺は自分と青龍との差を深く感じ取った。


 だが、


「しかし、全く歯が立たないって感じでも無さそうだ……」


 俺は静かにほくそ笑みながら、青龍が消えた東門に視線を向けたのだった。

見て頂きありがとうございます。

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