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俺のデバフは理を破る!〜俺が強い?違うなテメェ等が弱くなったんだよ!〜  作者: 鋼夜
三章 遥かなる旅路編 〜四神の章〜

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神話創生 アトラス歴1461年【539年前】3-3

更新です。


 人類側はイエルバが陥落した事により、今迄見えていなかった闇が噴出する。

 急速に領土を拡げた人類は占領した土地を統治出来ていなかった。


 捕えられていた魔族達は奴隷として扱われ、人類の慰み者にされていた。

 魔王の手によって【城塞都市イエルバ】の陥落情報は多くの奴隷として落ちた魔族達に希望を与える。


 だが、それでも魔族側の劣勢は今も変わらない。

 それは与えられる情報が少ない奴隷魔族達から見ても分かる事だった。


 それを察してかはわからない事だが、人類が統治している街の魔族は武装蜂起し、それに呼応する様に各地で叛乱が起こる。


 当然人類はそれの対応に追われ、進軍所ではない。ましてやイエルバ奪還等は夢のまた夢であろう。


 そして、時間が欲しかった魔王軍はこれにより魔物兵を集める時間、現在統治している場所を安定化させるのだった。


 ──人類側は最強最大の戦力【風神】を派兵させるつもりだったが、当の【風神】は【神都フリューゲル】から出た後、真っ直ぐに大陸を超えた国【ファーラスト王国】に向かったとの情報が流れた。

 そして、魔王は先の戦いに続き、此れを好機と見て魔物兵と魔族の混成部隊を派兵したのであった。──この戦いの大将として、【疾風怒濤】の異名を持つ魔子ライルが任命される。


 ライルは奴隷に身を窶した者達を解放し、戦力に加えながら破竹の勢いで進軍を続けたのである。




◆ナギside◇


「よっし、今日も修行すっぞ!」

「ドンと恋です!」


 間違えてない? 聞き間違いか?


「それじゃ、行くぞ! 焔拳(えんけん)! 凍拳(とうけん)!」


 俺はこの一年必死に魔法の勉強して初級位なら全属性行使できる様になっていた。


「大分魔法が様になってきましたね!」

「そりゃぁ、受験生か! って位に勉強したからな……」


 お陰で、ファイヤーボールを拳に纏わせるとかそう言う面倒なやり方じゃなくて、純粋に一つの魔法とし、シングルアクション(無詠唱)で発動できる様になった。


「だとしても、オリジナル魔法を作るって凄いですね……。私なんかはどうしても【地神】の力に引っ張られ過ぎて、魔法は苦手です」


 まぁ、実際コイツは魔法は駄目だが、【地神】の力はかなり増してきている。

 前までは小石程度の土人形しか作れなかったのが、今じゃ当たり前の様に土からゴーレム兵を作り出している。


「それにしても、お前のゴーレム兵も便利だよな……。マジで俺の修行にも役に立つしな!」

「惚れ直しました?」

「……せやな」

「フヒヒ」


 ──コレが無ければ素直に誉めても良いんだがな!


「それじゃ始めるぞ?」

「いつでもどうぞー」


 俺は軽く深呼吸をすると同時に気を引き締め、一気にゴーレム兵に向かっていく。


 殺到するゴーレムを右手の焔拳で爆砕させ、左手の凍拳で殴りつけると凍ると同時に俺の拳がゴーレムを割った。


「何時も思いますけど、それって初級魔法の威力とはとても思えないですよね」

「ハアッ!? ──まぁ、自分でもそう思うけど。実際初級魔法をアレンジしただけだから何とも言えん」


 ゴーレム兵を叩き壊しながらも俺は白虎の言葉に返事を返した。


「話変わりますけど、私達は【神都フリューゲル】に向かわないんですか? 人族に紛れれば普通に行けそうですけどね」

「お前はそうかも知れないけど、俺なんて大分人族から掛け離れてる気がするんだが?」


 頭髪の白髪化も進み、眼も片眼だけ異様に紅かったりするしな。


「大分人間辞めてる気がすると俺は思う……」

「そうです? でも見る人が見れば、やっぱり日本人って分かりますよ」

「それって青龍とかもか?」


 朱雀とかは全然気がついてる気配なかったしな。


「あの子はそういうのには疎いので、多分区別付いてないと思いますけどね」

「だったら何でお前は気付くんだよ」

「愛ですね!」

「そっすか」

「はい!」



 俺達は修行を一通りこなした後、何時もの様に妖精亭に向かった。


「お前から見て、今の俺は青龍にどれくらい通用しそうなんだ?」

「んぅ〜〜。勝率一割位? とかそんなもんだと思います」


 低っ! この一年でかなり強くなったと自分でも思ってたんだがな……。


「そんなにヤバいなら一度位は戦ってる姿を見に行くか……」

「それも良いかもですね。今はファーラスト王国に向かってる見たいですけど……。まぁ、いつものアレなので暫くすれば戻って来ると思いますけどね」

「いつものアレ? 何かあるのか?」

「ファーラスト王国の貴族が青龍ちゃんにベタ惚れで、青龍ちゃんも満更じゃないって事ですよ」

「成る程。察したわ」


 まぁ、【風神】も女の子って事だわな。──んっ? ファーラスト王国って確か……俺達を召喚した国だったよな?


「もし、その良い感じの人と青龍ちゃんが結婚する事になったら。セイル・フォン・ローゼンボルクって名前になっちゃうだよね……何かカッコいい!」

「ふーん。……はっ? 今何て言った?」

「カッコいいよねって話し?」

「その前だ」

「セイル・フォン・ローゼンボルクって名前になっちゃうって所?」


 マジか……。その名前って事はリリーナの御先祖様になるのか? だとしたら、青龍に関わる事は全部魔王案件になっちまうな……。


 もしかして、リリーナが魔族をやたら敵視してる事にも関わってたりするのか? ──だとしたら……さて、どうしたものかな。



 俺は悩みに悩んだ結果、青龍の情報は引き続き集めるが、なるべく干渉しない事にした。

何時も見て頂きありがとうございます。

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