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俺のデバフは理を破る!〜俺が強い?違うなテメェ等が弱くなったんだよ!〜  作者: 鋼夜
二章 魔族侵攻編

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三十三デバフ

更新です。

副反応で全く何も出来ない予定でしたが、思ったより辛く無いので投稿します。

次回更新予定日は月の中頃予定ですが、余裕があれば更新します。

「ご報告です。現在ジェリス様指揮の元、我が軍は人類に対して優勢な状況で推移しております!」


 我の元にジェリス麾下の伝令部隊が報告に来ており、詳しい内容が報告された。


「そうか、だが相手には勇者が居る。勝利する迄は油断するなとジェリスには伝えろ」


「ハッ!! 必ずやお伝えします!!!!」


 元気な伝令兵だな、まぁ変に緊張されるよりはよいか。


「他には何か報告はあるか?」


「特には御座いません!」


「近く迄は我の魔法で送ってやる。それでは行け!」


「ハッ! 勝利を魔王様の為に!」


 男は威勢の良い事を言うと、ゲートに入っていった。


「ククッ……勝利を魔王様の為か……。私の勝利は神殺しが成った時だよ」


 玉座の間に残された魔王は独り小さく嗤った。


◆◇◆


 何よ、何なのよアイツ……。

 私が獣魔使役で数を増やしていると、戦場に一人の女が現れた。

 そして、その女が戦闘に参加すると私の獣魔や兵士達は忽ちに石化していった。


「あの女はメデューサかっての! 何で私の相手って何時も癖が強い奴ばっかなのよ……」


 身体が小さな私はアイツの視界に入らない様に石化した獣魔や兵士の影に隠れ、静かに愚痴を吐き出す。


「でも見ている限り、あの女の視界にさえ入らなければ問題は無さそうね。……でももう少し情報が欲しい」


 私は足元の影から、チワワの様に小さい獣魔、名付けてワンニャン(カケル命名)を呼び出して偵察に向かわせた。


「他の兵士達もあの女の能力に気が付いて隠れながら戦ってるわね」


 さて、どうしよう? 取り敢えず、アイツに自由にやらせる訳にはいかない……なら、こちらも消耗覚悟で獣魔を出し続けるしかない!


「皆んな、アイツを止めてきて頂戴! あんな災害みたいな女は確実に此処で倒さないといけないわ」


 そう言った私は出し惜しみをせずに順次、影から獣魔を吐き出した。


◆◇◆


 成る程、コレがジェリス殿が捕らえろと言っていた魔物使いとやらの力ですか。


「統率の取れた魔物達の動き、我々魔族が調教したどの魔物達より無駄が無い」


 リネは軍隊の様に動く魔物の群れを視覚以外の方法で判断する。

 そして粗方の状況を判断すると、閉じた瞼を開く。っと其処には石と成り果てた生物がリネの網膜に映し出された。


「ふふっ、悲しいですね。私は能力が覚醒してからと言うもの、動く生物を魔王様以外で見た事がありません……。私はこんな力等欲しくは無かったのですが、この力で戦争が終わるのでしたら幾らでも使いましょう」


 私は魔王様より預かった軍勢に誤射しない様に常に前に立ち、敵を石化させていく。


「皆さん、何度も言いますが私より前には出てはいけませんよ? 石化を解除出来るとは言え。それも直ぐには出来ない事を理解して下さい」


「「「「はい!」」」」


 私の注意に周りの兵士が反応する。

 そして、兵士達を気遣う一連の姿が一匹の獣魔によって観察されていた。


◆◇◆


「成る程ね。ワンニャン有り難う! 影に戻りなさい」


 私はワンニャンから情報を受け取った。


「アイツより前には敵が出てこない……てっきり自分の強さに自信があるから突出してるのかと思ったけど、ワンニャンの情報が正しいのであれば……」


 私は隠れながら敵陣の背後に付ける様に動く。


「アイツを倒す方法……」


 それは奇襲からの敵味方が入り乱れる大乱世に持ち込むこと。あの女が情報通りだとしたら、味方に被害が出る事を嫌がり能力に制限を掛ける。

 そして、その甘さがあの女の首を絞める結果になるわ。


 奴等のど真ん中で、いきなり大量の獣魔を呼び出せば混乱が敵軍を襲う。


「その為に私は、絶対に奴に見られてはイケナイ……。ハァ〜難易度高すぎよ」


 私が石化したらその瞬間に獣魔の指揮が取れなくなる。それだけは絶対に避けなければならない。


「……さて、敵は私の獣魔達に気を取られている。普通に考えれば今が近づくチャンスの筈なのだけど──」


 私の本能が、今行くのは危険だと警鐘を鳴らす。

 あの女から見て、左側に獣魔が展開している──だから意識が左に向いてる間に、試しに右側から獣魔に襲わせてみた。


 ──しかし、


「甘いですね」


 女がそう言うとほんの少し首を動かして奇襲を仕掛け様とした獣魔に反応し、これを迎撃する。

 当然奇襲を仕掛けた獣魔は石となって戦場に転がった。


「あの女……殺気に対する反応が凄く良いのね。なら、これならどうかしら?」


 私は情報を集める為に、様々な方法を色んな獣魔で試した。



 成る程、大分情報が集まったわね。


 1視覚を除いた感覚が鋭い、特に殺気に対しては異常レベルだ。

 2味方に誤射しない様に常に前に出る。

 3石化攻撃は視認した生物にしか効果がない。

 4効果範囲は奴が後ろを振り向かない前提なら約180度。


「……ハァ〜、さっきも言ったけど完全に地球の神話に出てくるメデューサじゃない……ホント鏡が欲しい」


 しかし今、手元に無い物を欲してもしょうがない。だから切り替えて行く。


「さて、実験しながらも迂回させた獣魔で奇襲をさせるわ」


 失敗したとしても、奴は辺りを見渡せないい。アイツの有効範囲は180度だ。振り向けたとしても、アイツの味方がいる以上、それは奴が視界を閉じた事を意味する。


「行け、獣魔達! 敵を蹴散らせ!」


 そう指示を飛ばした後、私は別の場所に行く為、移動を開始した。

何時も見て頂きありがとう御座います。

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