三十二デバフ
週中頃の更新が難しくなったので、今日更新です。次回は来週位になります。
俺とファリスはハンター協会で討伐対象のリストを調べている。
討伐対象エビルスネーク
但し、幼生体ならば調教可能な為捕獲推奨。
成体討伐報酬・100万クロム
上記の眼球を納品とし討伐証明とする。
幼生体捕獲報酬・1000万クロム
上記を無力化した上、生きた状態のまま納品として捕獲証明とする。
生息場所・不明
元々の種の数が少ない為、滅多に会える事は無い。
ロリよ……エスク君、希少価値が高くてお値段ヤベェぞ。お前、能力的にこっちの国なら大富豪になれるんじゃないか?
「エビルスネーク高いな……」
「……そうですね」
俺の呟きにファリスが反応してくれるが、表情的に多分、俺と考えてる事は大して変わらないと予想。
「他には何があるんだ?」
俺は、そう言ってからリストのページを捲った。
討伐対象デストロイオーガ
気性が荒く、生きたままの捕獲は困難だか不可能では無い。
討伐報酬・120万クロム
上記のツノを納品として討伐証明とする。
捕獲報酬・1200万クロム
上記を無力化した上、生きた状態のまま納品として捕獲証明とする。
生息場所・レオル山脈
デストロイオーガの生息場所ではあるが、デストロイオーガが主食とする、カニバルグランドも生息している為、難易度は高め。
「……前の戦いで、コイツも俺とリリーナで瞬殺しちゃったんだよな」
「そう言えば、そんな話ししてましたね〜」
「どれも討伐自体は余裕だけど、下手に荒稼ぎすると目を付けられるかもしれないからな、程々の奴を狩るか」
そう思って俺とファリスは更に調べていると、
「こんなのはどうですか?」
「どれどれ?」
ファリスが見つけたリストに目をやると、
討伐対象リザードマン
驚異度は低い為、初心者向けの相手。
討伐報酬・1000クロム
上記の舌を納品として討伐証明とする。
捕獲報酬・1200クロム
上記を無力化した上、生きた状態のまま納品として捕獲証明とする。
生息場所・クロウラ湿地帯
特に無し。
リザードマンの命軽っ! 人生軽っ! 人族でもそこそこの金額だった気がするんだが……。さっき食ったタルバが一本50クロムだから、約20〜24本分の命……どんまいリザードマン。
かわいちょ〜。
「それじゃ、これやるか!」
でも、俺はやる!
「ハイッ! 頑張りましょう!」
俺達は狩場に早速向かった。
◆◇◆
「コレは……どういう事でしょうか?」
私が軍を進めれば敵は一定の距離を保ちつつ後退している。
「何故攻めて来ないのでしょう……」
考えられるとしたら、単純に私を誘い出す罠? だとしたらどんな罠を仕掛けてくるのか……。
「剣の聖女殿失礼する! 伝令だ!」
私が思案していると、ロリコ殿が幾ばくかの兵を連れて私の元にやってきた。
「ロリコ殿どうしたのですか?」
此処まで急いで来たのか、息を切らしたロリコ殿に事情を聞いてみる。
「正面別ルートに居るアガスト王が圧倒的に劣勢になった! 至急助けに向かって欲しい!」
そんな! 幾ら何でも早過ぎる……此方もまだ戦闘が終わってないのに……。
「……成る程、私達の主戦力を各方面に散らせたのですね」
こう考えれば、ここの敵が積極的に攻めて来ない理由が思いつく。
「最初から東側は足止めだったのですね」
「ならば、全軍でアガスト王の元に向かうべきだ!」
「何を言ってるのですか! 此処で私達が下がったら、敵は反転して襲ってきます……」
この考えは間違い無いでしょう……しかし、どうすれば……。
打開策は……ありますが、それでも被害は多いですね。
ですが、悩んでる暇は無さそうですね。
「ロリコ殿は此処の指揮をお願いします。そして、信頼出来る者に三千を任せ、アガスト王の救援に向かって下さい! そして、首都ブージン迄、何としても撤退させて下さい」
ハルケ平原は完全に取られますが、ブージンで籠城戦に持ち込めばまだ何とかなります……我が国の救援が間に合えば……ですが。
「わ、分かった! 剣の聖女殿はどうするのだ?」
「私は単独でミカを救出した後、オオガミさんの救援に向かいます」
この状況的に、ミカ側の所に魔物が多い配置なのは偶然ではないでしょう……。きっとオオガミさんの所にグラがいるのも……。
嗚呼、カケルさん。貴方がコノ戦いにいれば何かが変わったのでしょう?
「……今はそんな事考えてる場合ではないですね」
私は軽く頭を振ると、細かい指示を残した後、ミカの元に急ぎ向かった。
何時も見て頂きありがとうございます。




