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俺のデバフは理を破る!〜俺が強い?違うなテメェ等が弱くなったんだよ!〜  作者: 鋼夜
二章 魔族侵攻編

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三十一デバフ

更新です!

次回更新は来週の中頃になります。

 私達は魔力枯渇症でまだ動けないハギワラさんを除く主要な人員を集め、早急に作戦会議を始めていた。

 何処に誰を向かわせるかをアガスト王が支持を飛ばしている。


「正面にグラが居る以上、余か大神、又はルーチェが行くべきであろうが……」


 グラに勝てる人員はその三人ですね。しかし其処だけに戦力を割く訳にはいかない。


「ですが、別のルートでは3万の軍勢とそこにジェリスが居ます。それも無視は出来ません」


 アガスト王もそんな事は分かっているでしょうが、言わない訳にはいかなかった。


「分かってる……。だから大神よ、貴様にグラを任せてよいか?」


「はい。必ず八将貴は僕の手で討ち取ります」


「では、大神よ貴様に五千の兵を預ける。かなり厳しいが頼むぞ!」


「……任せて下さい」


 ナナミさんの事をまだ引きずっていて心配は少しありますが、そんな事を言ってる余裕も無い為、勇者様達に助けてもらう他ありません。


「ジェリスは余とルーチェで一万三千の兵を率いて対応する」


 そして、アガスト王は病み上がりのルーチェさんに視線を配ると、


「グラと戦えないのは残念だけど、私が居なきゃ3万の方は確実に押し切られるわね。まぁ、任せてよ! 休んでた分まで頑張る。それじゃ、私は準備に時間が掛かるからお先に失礼するよ」


「あぁ、宜しく頼む」


 その言葉に、ルーチェさんは手をヒラヒラと振りながら天幕を出て行った。


「では、東西の敵は私とミカで対処すると言う事で良いですね?」


「あぁ、サラシナよ使役してる魔物の数は幾つだ?」


「前と変わらず4357体よ。敵側に魔物が居るなら、私の獣魔使役で現地で増やせるわ」


「ならば、西側の軍勢を頼んで良いか? そちら側に魔物が集中してる様だ、上手いこと数を増やして欲しい」


「分かったわ」


「サラシナには四千の兵を預ける。もし、獣魔を増やして敵を退けられたならば、戦況を見て動いて欲しい」


「それも分かってるわ」


「頼むぞ」


 話の流れ的に私は東の様ですね。


「でしたら私は残りの八千率いて東側の軍勢を相手します」


「うむ、頼むぞ! 何かあったら伝令にロリコを送る」


 ロリコ? あぁ、ナズモの谷の防衛指揮官だった人でしたね……忘れてました。


「了解しました」


「あの……私は何をすれば?」


 遠慮気味にアマノさんがアガスト王に聞いてきた。


「引き続き負傷者を治療して欲しい。そして、回復した兵を再び戦場に送り出して欲しい」


「…………」


 治した兵士を再び死地に送り込む。

 彼女にとって残酷なのお願いしていますが彼女にしか出来ない事です……。


「宜しくお願いします」


 ですので、私からもお願いするしかなかった。


「……納得出来ませんが、分かりました」


 そして、私達は其々で動き出した。


◆◇◆


 アガスト王国軍は私の予想通りに動いた。


 正面には人類に存在が割れているグラ殿を配備する事によって、倒せる人間を送り込んで来ると予想していた。


 倒せる可能性がある人間は、先の情報から大暴風と不壊、聖剣の勇者か敵側の高位の魔法使いでしょうが、我々が此処に来るまでに封印指定級の魔法が飛んで来てない事から、術者は少なからず魔力枯渇症を発症していると踏んだ。


 後は別ルートに三万と言う分かり易い数を用意する事によって、アガスト王国側に此方に大量の兵士を割かせる。

 大量の兵士を指揮するならば、アガスト王自身が来る筈です。


 そして、西側の部隊には魔物を多目に隊を編成した。

 理由は魔物使いを誘き出す為だ。

 例の勇者ならば確実に此処で戦力を増やすだろう……。此処に存在が割れていないリネ殿を送り込む


 東側は恐らく剣の聖女が来るでしょう。此処には八将貴は配備せずに専守防衛させておけば良いでしょう。

 さて、消去法的にグラ殿を倒す為に聖剣の勇者が来るでしょう。ラルフ殿も存在が割れてないので此方に配備すれば聖剣の勇者を始末してくれます。


「さて、ハルケ平原を奪還しましょう。偉大なる魔王様の為に!」


◆◇◆


 正面別ルート三万の軍勢とぶつかるアガスト軍一万三千。本来なら勝てない戦力差ではあるが、アガストとルーチェの神子二人によって次々と敵兵を蹴散らしてゆく。


「うぉぉぉぉ、ジェリスよ出てこい! 余自ら貴様に引導をくれてやる!」


「そうだよ! 大暴風と不壊が来てやったんだから感謝して!出てきなさい」


 二人が暴れていると、空から火の雨が降り注いできた。


「「!?」」


 アガストは大旋風で火の雨を払い、ルーチェは自身の装甲で防ぐ。


「魔法部隊だと? 貴重な魔法使いを魔族はどれだけ抱えているのだ」


 遠くには魔法使いと思わしき集団が次の詠唱に入っていた。


「私達にはそんな魔法は効かないわよ」


「そんなのは分かってますよ」


 そんな二人の言葉に返事が帰ってきた。

 声のする方に身体を向ける二人。


 其処には元片腕であったジェリスが居た。


「ジェリス! 今迄よくも騙してくれおったな!」


「お久しぶりです。アガスト王。やはり戦場に出て来ましたね? 散々戦場には出ないで下さいと言いましたのに……」


 以前仕えた時のままな反応で返して来るジェリス。


「戦場に出て来るから貴方達二人は此処で死ぬのですよ? 後ろの兵士達の様に」


 その言葉聞き辺りを見回すと、先程の魔法でアガスト軍の数が減っている。


「少ない兵力を更に減らしてしまいましたね。さて、此処からどう逆転しますか? アガスト王」


「ふん、此処で貴様を倒せば良い事だ! 行くぞ不壊!」


「了解したよ!」


 そんな二人を見たジェリスは深く溜息を吐くと、


「殺せ。隊を分け、隊毎に魔法を順に放て、休みを与えるな」


 一言、その言葉と共に先程より強力な魔法が降り注いだ。


「「舐めるな!!」」


 二人の咆哮はジェリスに届く。


「どんなに吠えた所で戦況は覆りませんよ」


 そして、魔法が空を切る音が戦場に響くとアガスト軍の兵士達に次々と魔法に倒れる。

 アガストとルーチェは自身に飛来する攻撃を防ぐ。

 しかし、二人の視界には次々と魔法に倒れる兵士達が居た。

 そして、自分達の防御で精一杯の二人は、それを歯痒い気持ちで見ている事しか出来ないでいた……。


 正面別ルート。

 魔王軍残存戦力、約二万五千。

 アガスト軍残存戦力、約三千。


 人類の戦いは続く。

何時も見て頂き有り難う御座います!

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