二十七デバフ
久々の更新です。
次回の更新も謎です!年末位には落ち着く事を願いたい。
──何か夢を見た様な気がする……が思い出せない。
まぁ思い出せないって事は大した事が無い内容なんだろうな、多分。
俺は身体を起こし、隣で寝ているファリスの顔をまだ意識がハッキリしない頭で見つめた。視界の端には、昨夜の行為が実際に有った事を赤いシミとしてベッドのシーツに跡を残していた。
正直、勢いでやっちまった感も無くはないが、後悔はしていない……。
まぁ、ロリには申し訳ない気持ちは凄まじいが、結局の所、俺はファリスを選んだ事になる。
「んぅ〜…….」
どうやら、ファリスもお目覚めの様だ。
「……あの〜、おはようございます」
「おぅ、おはよう。気分はどうだ? 昨日の今日だから……まぁ、ゆっくりしとけ」
「あぅ〜、恥ずかしいです」
表情を見てる限り、呪いは軽減されたか?
俺は昨日、ファリスの不安を和らげながら感覚崩壊を掛けた。だが、掛けたのは暴走した感情にだけだ。俺の能力を感情だけに掛けれる事が出来る確証なんて無かったが、以前から俺は能力について少しだけ疑問があった。
何で敵は弱体化してるのに、掛けられた奴等は無自覚な奴等が多いのか? リリーナは俺の能力を理解していた事もあってか、直ぐに自分が弱体化した事に気付いた。だけど、俺の能力を理解してない奴には俺が強くなった様に錯覚する。
何故だ? 知ってるか知らないかが有ったとしても、自分以外の動きまで早く感じる様になるのに気が付かないものなのか? そう疑問に感じた時、俺の能力は感情の感覚も崩壊させてるんじゃないか? 今迄戦った相手を思い出しながら、その可能性を考えていた。
それに、俺の感覚崩壊は細かい制御が出来ないとも思っていた。
正確にはやる必要が無かったから考えて無かっただけなんだが……。
まぁ、やる段階になったら不思議とやれる! とか根拠の無い自信はあったけどな!
……どちらにせよ、この方法は呪いを呪いで上書きしてる様な物だから、根本的な解決には全くなってない。
俺はただの精神安定剤みたいなもんだ。
「カケルさん難しい顔してどうしたんですか?」
「あぁ、スマン。少しだけ考え事してたわ」
「そうなんですね。その、私……服着ますね」
自分の今の格好を思い出し、恥ずかしいのか近くに置いてあった服を着ていく。
「さて、服を着終わったら話しを聞いてくれるか?」
「……はい」
何の話しをされるか分かっているのか、気まずそうな顔を少しだけしていた。
いつも見て頂きありがとうございます。




