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俺のデバフは理を破る!〜俺が強い?違うなテメェ等が弱くなったんだよ!〜  作者: 鋼夜
二章 魔族侵攻編

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二十五デバフ

更新です。

申し訳ないですが、次回更新も直近の予定は出せないです。

 私は飛竜を使って魔王城迄最速に戻って来た。


「魔王様、魔将ファリス、任を終え無事に帰城致しました」


 本当は真っ直ぐカケルさんの様子を見に行きたかったが、流石に魔王への挨拶を無視して行く訳にはいかないので王の間に顔を出した。


「うむ、先触れで報告は聞いている。想定以上に良くやったみたいだな」


 先触れが来ているならそのまま部屋に戻っても良かったかもしれないですね……。


「お褒め言葉有り難うございます」


「まぁ、お前はそんな事どうでも良いだろ? 早く勇者の所に行ってやれ。とっくに目を覚ましているぞ」


 ──カケルさんが目を覚ましている? 嗚呼、こんなに嬉しい事は無い。


「はい! それでは早速行ってきます!」


「クックックッ、そうするが良い細かい報告とかは後日聞いてやるよ」


「ハッ! 有り難う御座います!」


 そうして、ファリスは足早に王の前を出てカケルの部屋、いや、自分の部屋へと戻っていく。


◆◇◆


 今日も良い天気じゃけん……。

 そして、暇なんだが? 偶に魔王が顔出して話す事以外やる事ないんですけどぉ。


 まぁ、捕虜的立ち位置ならこれでも自由な方だよな。


「暇すぎるぜ……魔王とか遊びに来ねぇかな〜」


 コンコンッ! っと言う音が部屋に響く。


「ハイハイ、開いてますよっと〜」


 俺が返事をすると、扉がゆっくりと開かれた。


 ガチャッ


「カケルさん! 良かったです! 身体大丈夫ですか? 何処か痛い所はないですか?」


 俺の部屋に入ってきたのはファリスだった。


「お、おぅ! 俺は元気モリモリだぜ」


 心の準備が出来てないタイミングでファリスが来たからテンパって訳分からん反応を返してしまった……。


「良かったです! 凄く心配したんですよ?」


 魔王からファリスが呪いに掛かってるとか聞いてたけど、別におかしい所はなさそうに見えるんだが?


「心配掛けて悪かったな〜。俺が魔王城に居る理由も魔王から話しを聞いたよ」


「そうですか。あの女も気を利かせられるのですね!」


 ん? ファリスちゃんらしく無いセリフが聞こえた気がするが……気の所為だと信じたい。


「……そ、そうですね!」


 ビビるな俺! 思わず敬語になってしまったが、頑張れ俺! 負けるな俺!。


「あ〜、魔王から話しを聞いたんだが、どうして魔王軍に来たんだ?」


 これを聞かない訳にはいかないよな〜。


「どうしてって……カケルさんがこっちに居るって神託を受けたので来たんですよ?」


 前は神託受けても知らんやつから指示されるのは怖いとか言ってたやん……何で今回に限って話し聞くんや。


「前は神託とか信じないみたいな事言ってたのにどうして急に聞くんだ?」


「だって、カケルさんが心配でしたし……それに一緒に居たかったんです」


 何この可愛い生物! 上目遣いでしかも、そんな潤んだ瞳で言われたら、お兄さん何でも買って上げたくなるわ! それにストレートに一緒に居たいとか言われるのも素直に嬉しいぜ。


 っと……少しだけ情緒が不安定になってしまったぜ。


「まぁ、何だかんだとファリスが一番付き合い長いしな〜。俺もファリスと一緒にいれて良かったと思うぞ」


「う、嬉しいです! カケルさんも私と同じ気持ちだったんですね!」


「そりゃこれだけ一緒にいるしな」


「そうですよね! これからも此処で一緒に頑張りましょう!」


 鼻息荒くフンスーと出しているのを見るとやっぱり見慣れた光景だしおかしい所はやっぱり無い様な気がする。


「それなんだが、何とかしてロリやリリーナの所に戻る手段を見つけて戻ろうぜ」


 多分、魔王に本気でお願いすれば条件付きで帰れる気はするが、これは最終手段だな。


「……どうして戻る必要があるんですか?」


「どうしてって……アイツらも心配してるだろうし、俺達仲間やん」


「カケルさんはサラシナさんの所に戻って、また私を除け者にするんですか?」


 そんな事した記憶が皆無なんだが? ……もしかして被害妄想的な感情とかも膨れてるって事なのか。


 ふむぅ〜、この状態のファリスをどうすれば治せるんだ?


 俺は少しだけ泣きたくなった。

何時も見て頂き有り難う御座います。

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