十一デバフ
何とか更新出来ました。
一応書ける時間が出来たらチマチマ書いてはいますが、次回更新も謎です。
アガスト王国に戻った私達は、直ぐにファーストクライム王国に居る勇者達に援軍を求める伝令を送って貰った。
「ふむぅ、それにしても最強殿と救世の魔女殿が居なくなってしまったのか。まぁ、最強殿と直接戦った余が思うに、殺されてる事は無いと思うが心配にはなるな」
「えぇ、そうですね……カケルとファリスなら大丈夫です」
アガスト王の言葉に私は同意した、無事であると思いたかった……。
「アガスト王、敵は一時的に引いてはいる状況ではありますが、直ぐにまたハルケ平原に進軍してくると思います」
「あぁ、分かっている。そして、今度取られたら再び取り返す事はかなり難しいだろう」
「カケルさんが居れば可能かもしれませんが、魔王軍も馬鹿ではありません。そろそろカケルさんの対策をしてくると思います……もしかしたら今回の戦いで、既に対策をされていたのかもしれません」
確かに、それでカケルが簡単に戻って来れなかったのかもしれない……のだとしたらカケルはどうなったの?。
私は悪い方向に考えてしまう思考を、頭を振って追いやった。
「リリーナ、何時ハルケ平原に戻るのかしら?」
「オオガミさん達のパーティーと合流後直ぐに向かう予定です。あそこにルーチェさんが居るとは言え、八将貴をまた複数投入されたらかなり厳しくなると思います。ですので出来る限り早く戻りたいですね」
「最強殿や魔女殿が居ない状況だ、余も今回は出た方が良いと思うんだが?」
カケルが「俺が道を拓く!」とか言ってアガスト王の出撃を禁止してしまったけど、そうも言ってられない状況だと王様自身も思ってるみたいね。
全く……早く戻って来てあの時の返事を聞かせてよ……。
◆◇◆
チッ! まさか八将貴を複数投入してくるとはね……。
今回確認された八将貴は"幻影のシャーリー"と"憤怒のジーク"だ。
コイツ等は人族側で既に確認してる三体の内の二人の八将貴だった。
本当なら、私が認めた最強君となら何も怖くはないのだろうけどね。
まぁ、居ない者に頼ってもしょうがない。
そして、魔王軍相手に、私達は焦土と化したナズモの谷の手前から遅滞作戦を繰り広げている。
「でりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
私は重装備した姿で突撃していく。
私のスキル、重量無視で覆った私の突進は相手に取っては数百キロの重量物が突っ込んでくる様な物だ。
つまり、ただ突撃するだけでデストロイオーガと同じ事が私には出来る。
スキルのお陰で小さな身体の私でも戦えている。
しかし、そんな私でも八将貴を一人で相手取るのはせいぜい一人……それ以上は流石に勝てないか良くて引き分け、もしかしたら相手の能力次第では勝てるかもしれないだろうが、そんな可能性は殆ど無いと思う。
そして、何度か突撃をしているとシャーリーとジークが私を止めに来た。
「まさか、八将貴が二人で私を押さえに来るとは、そんなに私が怖いのかな?」
「不壊は魔王軍でも要注意人物の一人だからね……本当は同じ女同士、一対一でやりたい所だけど、私達もハルケ平原は何としても欲しいからね、その障害になる貴方は此処で倒させて貰うよ」
私と同じか少し年上位に見える女、シャーリーが態々説明してくれた。
「シャーリー、敵に一々説明するな」
そして、そんなシャーリーを嗜める男、コイツも年齢は少し上かな? 二人とも若そうなのに魔王軍の幹部とは……世の中悲しいね。
「二体で来るのは構わないけど、私も此処で死にたく無いからね……最初に言っておくけど時間稼ぎに専念させて貰うよ?」
時間を稼げばリリーナかもしくはアガストが来る筈だ。
そして、時間が掛かるとそのリスクが高くなる事はこの二人も重々承知だろう。
「お前の考えは分かっている。しかし……だ、だからと言ってお前を放置するのは我が軍にも被害が出てしまうのでな」
「まぁ、そうだろうね」
さて、防御に徹した私を、お前達は倒し切れるかな?。
「それじゃ、かかって来なよ!」
私は不壊のルーチェだ! 壊せるものなら壊してみろ!。
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