二十七デバフ
これにて一章は終了です。
人物紹介も挟んでから二章に入ります
俺達はファリスの正体を知った。
少しだけだが、リリーナ達、アトラスの人がファリスに対して余所余所しくなった。だが、これは一時的な物で済むだろう。
ファリスも元々の性格が有ってか、重い話しをさっきまでしていたとは思えない表情だった。
「すまないファリス殿」
アガストのオッさんが急に謝罪しはじめた。
「えっと、何で謝られてるのでしょうか?」
アレだろう、気不味い空気垂れ流してスマン的な?
「十八年前、余がゲルガ王国にもっと早く援軍を出せていたら、あるいは違った未来があったかも知れない……そう考えると謝らずにはいられぬのだ」
成る程な、アガストのオッさんはゲルガ王国に対する後悔があるんだな。それの生き残り、……違うか子供に謝罪したんだな。
「もしかして、アガスト王が前線に出たがる理由って」
ファリスがアガストのオッさんに聞き返す。
俺も少しだけ思った事だ。多分だが贖罪なんだろうな。
「そうだ。力有る者が前に立ち、多くの人類を救う。余は、これがゲルガ王国に対する償いだと思っておる」
やっぱりそうか。早死にする思考だな! だけどアガストのオッさん、俺はそう言う事言えるの凄いと思うぜ。
でもな、オッさんは死なないぜ? 何故ならば俺が死なせないからだ。
「まぁアガストさん……、あぁ〜もう面倒だな。オッさん、アンタは前線には立たせない。オッさんは死んで良い人間じゃないぜ」
このヤバい世界で、真剣な顔で人類の為とか言える奴はマジで尊敬する。
地球でも人類の為と言って自分の命を差し出せる奴居ない。……いぁ、俺が知らんだけで居るかもしれんがな!
「何を言う、余はアガスト。王である余が動かないで誰が道を示すと言うのだ」
でも、この人は違う。覚悟も何もかもが根本の所から形が違う。
「俺がその道を切り拓いてやるよ。オッさんは俺が作った道を堂々と胸張って歩いて来いよ」
その道に立ち塞がるなら、魔王だろうが神様だろうが俺が倒してやるよ。
「俺は勇者だ。オッさんの分迄、俺が敵を倒す」
バットエンドな未来なんて、俺が絶対にさせない。
俺はイチャラブのハッピーエンドが好きだからな!
何時も見て頂き有り難う御座います。




