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俺のデバフは理を破る!〜俺が強い?違うなテメェ等が弱くなったんだよ!〜  作者: 鋼夜
一章 出会い編

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二十デバフ

 少しだけ、我の昔話しをしよう。


 我がまだ、"私"であった頃。


 地球で平凡に暮らしてた私は突如として、異世界アトラスに召喚された。

 私が召喚された時、魔族側は今の人類と同様に滅亡の危機に瀕する程に劣勢だった。


 まぁ、今の人類と魔族の勢力比率が全く逆だった頃だ。いや、状況だけ見ればもっと酷かった……。


 当時は魔王召喚に必要な"魔星石(ませいせき)"を何個も錬成出来る程に魔族は殺されている。

 いよいよもって追い詰められた魔族は、数多の命を糧(魔星石)とした大召喚を行い"私"を召喚した。

 大量の魔星石で呼ばれた私は特殊な能力が宿っている。


 それは【魔王化】と言うスキルだ。


 この【魔王化】はかなりのチートスキルだと思う。


 何故これがチートかと言うと、"状態異常無効化"、"不老"、"肉体超強化"、"超回復"、"闇魔法"、"眷属強化"と言った六個のスキルが、これ一つに詰まっているのだ。


 私も地球に居た時、日本のアニメとかを見ていたから。この手の話には多少知識がある。

 だから、このスキルの凄さは直ぐに理解できた。


 そして、魔子(まし)……八将貴と呼んだ方いいか? まぁ、どちらでもいい。

 兎も角、彼等に助けてくれと乞われたが、召喚された直後の混乱した私は、何も知らない事も有り当然断る。地球に居た時だって私は戦いとは無縁の生活をしていたのだからな。戦う事を断ってもしょうがない……。


 そして、魔族達の静止を振り切った私は人里に向かう……すると衝撃の光景を私は目の当たりにする。


 私が見た物は、人族が村を燃やし。無抵抗の魔物や魔族を楽しそうに殺している姿だ。…….私の視界に映る物は地獄だった。


 人族は魔族や魔物相手に一切の容赦が無かった。


 無抵抗な者ですら区別無く殺していた。


 死体ですら玩具の様に弄んでいる。


 人とは"敵"と認識した者に此処まで残酷になれるのか?


 信じられなかった。


 同じ人間として信じたくなかった。


 私に気付いた人間は、嗤いながら同胞である筈の私に迄、襲い掛かってきた……。


 逃げた……私は恐怖の余り、がむしゃらに逃げた。


 逃げる私を滑稽だと思ったのか、人族は嗤いながも私を追いかけてくる。


 行く手を遮る者を全て斬り捨てながら……。


 やがて私は奴等に追い付かれ、転がされ、衣服も剥ぎ取られていく。


 私は、嫌だと泣き叫びながも許しを乞う……。それでも、人族は嗤いながらも手を止めてくれなかった。


 彼等の欲望に塗れた顔、言葉を聞き、其処でやっと私は気付いた。


 コイツ等は獣なんだ……と。


 心を獣まで堕とし、本能のまま、悪虐の限りに動く人間は本当に人間と呼べるのだろう? それはもう獣と変わらないのではないか? ……だったら、獣を相手にするのに、私も遠慮する必要なんて無いのじゃないか?


 一瞬の間に、そう結論付けた私は自分の中の【魔王化】を受け入れ力を解放する。


 (人間)を狩る狩人として……。


 私があの時、獣達(人間)に言った台詞は確か、


「私……いや違うか……我の名はサラサ・クロムウェル。(人間)の世を終わらせる終焉の魔王也」


 それでは終焉を始めよう。




◆夕凪翔side◇


 俺はやろうと思って、結局先延ばしにしていた事を解決する為、ファリスにお願いをしにいった。


「なぁ、ファリス……お願いが有るんだけど良いか?」

「何でしょうか?」

「おっぱい揉ませてくれないか?」

「……えっ?」


 ファリスは俺の言葉に心底驚いてる。って伝える言葉を間違えた。

 どうやら俺は、船の上でのおっぱい揉み未遂事件を引き摺っている様だ……。


「スマンな間違えだから気にするな。……それで何だが、簡単な魔法を教えてくれないか?」

「良いですよ!」


 それは揉んでも良いって事か? んな訳ないか。


「そうか、出来れば前衛をやりながら使える魔法があれば助かる。詠唱とかは俺には関係ないからな!」

「そうですねー。魔法って使えない人は全く使えない位に難しいらしいですよ?」


 何それ、自分が使えるからって嫌味とか言っちゃう子だったの? ウチのファリスちゃんは!


「でも……翔さんのデバフって、それも魔法に分類される物だと思いますし、案外簡単に使えちゃうかもしれないですよ!」


 何それ、そんな事言ってくれるとかファリスちゃんは良い娘かよ!


「それでは、ファイヤーボールは下級なので取り敢えずこれを覚えてみましょう!」

「任せろ!」



 余裕でしたわ。


 まさか、俺に火の魔法の才能が有るとは思わなかったぜ……。って言うよりか、この場合はファイヤーボールの才能と言うべきか?


「まさかとは思いましたけど、やっぱり翔さん凄いです! 普通の人は大抵魔法の事を理解出来ないんですよね!」


 ほほぉ〜、つまり俺は魔法を理解できる男って事で良いのか? 使う時、特別何も考えて無かったけどな!


「そうか、特に此れと言った事はやってないんだけどな……」


 それに使えたと言っても、俺のファイヤーボールは野球ボール位の大きさだしな! 使える様になって分かった事はファリスの魔法は頭おかしいね。


「翔さんは魔法を無詠唱で使えるんで、威力は普通でも脅威度は格段に高いですよ!」


 フンスー! とか聞こえてきそうな位にファリスが俺を褒めてくれる。


 そうだ……。俺をもっと褒めてくれ!


 俺は褒めれば伸びる子なんだよ!


 フハハハハッ!


「まぁ、ファリス。魔法を教えてくれて有り難うな? 御礼に俺が出来る事なら何でもするぜ!」




◆ファリスside◇


 私はカケルさんに魔法を教えた御礼として、二人だけで町にお出かけしたいとお願いしました!


 お願いした時のカケルさんは「お、おぅ?」とか微妙な反応をしてましたけど、やっと二人きりのチャンスです! 此処でしっかりと良妻賢母っぷりを発揮したいと思います。


 私達は、城下町の火災被害から逃れたエリアを中心にデートする事にした。


「翔さん! あそこのお店美味しいらしいですよ!」

「……この町に来てから自由時間無かった筈だけど、どうして詳しいんよ?」


 フッフッフッ、昨日の祝勝会の時に兵士の人達からお薦めスポットを聞いていたのですよ。


「女に秘密は付き物です!」


 これは我ながら決まったと思いますね。

何時も見て頂きありがとうございます。

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