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俺のデバフは理を破る!〜俺が強い?違うなテメェ等が弱くなったんだよ!〜  作者: 鋼夜
三章 遥かなる旅路編 〜絆拾いの章〜

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神話創生 アトラス歴1981年【19年前】3-1

更新です。


 大寝坊をかました俺、ハッキリ言ってやらかしレベルMAXだと後悔している。


 まぁ、記憶回収やら肉体の再生やらで動けなかったし、しょうがないと言えばしょうがないのだが……。


「ダンさん、今の魔族側と人族側の情勢って知ってますか?」


 何にせよ情報がとにかく欲しい。


「魔族側は現在、ゲルガ王国手前迄侵攻してますね」


 ゲルガ王国って確か……ファリスの生まれ故郷だよな? ──あれ、もしかして下手に介入するとファリスが産まれてこないなんてパターンもあったりするのか?


「人族はゲルガ王国に戦力を集中させているらしく、女王セイラル・アナライズ・リューリアが最前線に立つとの情報ですね」

「女王が最前線に立つって大丈夫なのか? 人族の指導者的な意味で!」

「女王セイラルと言えば、超越者の中でも飛び抜けた強さと聞いてますね、ブージン王国のアガストより強いと噂ですし」

「……そうですか」


 あぁ〜、アガストのおっさんの名前が出てくる辺りマジで終わりの日が近づいてるな。……ぶっちゃけ、どうやって神を止められるのか検討もつかんのじゃが。


 あっ、そのヒントがナルゥ大迷宮有るんだったけ? まぁ、そうだとしてもまだ向こう側には行けないな。


 流石に隠密行動であっちの大陸迄行くのは難しい。

 まぁ、力技で行けば余裕だが今は人族側の戦力を削る訳にもいかんしなぁ〜。


 向こうに行けるタイミング的に、俺と魔王が初めて出会った地であるナズモの谷攻防戦後のドサクサに紛れてブージンに潜入し、そこからファーラスト王国に渡航するって感じか。


「ナギさん、ボォーっとしてどうしました?」

「いや、色々考え事をしてまして……」

「そうでしたか。ところでナギさんはこの後どうするんですか? 出来ればグラ将軍が居る所まで護衛をして頂ければ嬉しいのですが!」

「すみません、俺もこの後は用事があるので断らせて頂きます」


 グラに接触とか、下手すると魔王サラサに俺の存在がバレる。


 だからこそ、そんなリスクを犯す訳にはいかない。


「そうですか……魔王様管轄地の魔物が理性を失ったかの様に暴れてる以上、護衛が欲しかったのですが。まぁ、我儘は言えませんね」


 魔物が理性を失ったのって、もしかしなくても俺が目覚めたからだよな?

 自惚れてる訳じゃないが、俺の魔力量とか強さは尋常じゃない。

 その力を魔物が本能で嗅ぎ取って、恐怖から来る防衛本能で暴れただけだと思ってる。


 だからこそ、ダンは俺から離れた方が良い。


「では、グラム王国に着きました。私は此処で護衛を雇ってからグラ様が居る野営地に行きたいと思います」

「そうか、それじゃ此処でお別れだ」

「そうですね、また機会が有りましたら宜しくお願いします」


 そう言ってダンは街の中央へと向かって行った。


「さて、俺も軽く情報収集するかな」



 さて、情報収集して分かった事が四つある。


 1、ゲルガ王国侵攻は来年行われるらしい。

 2、その戦いに魔王は参加しない。

 3、噂だが、その戦いでは未発表である魔子が先陣を切るとの事。


 そして、残り一つが俺にとっては忌まわしき事だ。

 4、ベスティア砦での戦闘中に放たれた魔法はやはり魔王の仕業だった事。


「ハァ〜、敵対するつもりも無いが一応魔王対策も考えるか……」


 まずは方針を考えないとな。


 あの魔法はゲームなら発動されたら強制的にゲームオーバーにする類いの魔法だ。

 なら発動させない様にするしかない。


 それならどうするか?


 簡単だ、ゲームでもよくあるアレを開発する。


 それは魔法を壊す魔法だ。


 無詠唱持ちの俺が使えば、魔法使いキラーになれる事だろう、って言うかこの魔法を覚えないと魔王には勝てない。

 魔法を封じて、単純な肉体能力になれば多分俺でも勝てる……筈!


 そして、念の為に俺が死ぬ可能性も考慮しないといけないな。


 コレに関しては今は思い浮かばないが、終わりの日迄にはどうにかしたい。


「さて、次はどうするか」


 ファリスの生まれ故郷を知っておくのもいいか?

 仮面さえ取れば、髪色以外は人族だし、今は染料なんて物もあるみたいだし余裕か?


「まぁ、駄目なら駄目で逃げれば良いな」


 そうと決まればゲルガ王国に行くべ!

何時も見て頂き有難うございます。

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