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俺のデバフは理を破る!〜俺が強い?違うなテメェ等が弱くなったんだよ!〜  作者: 鋼夜
三章 遥かなる旅路編 〜四神の章〜

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神話創生 アトラス歴1465年【535年前】5-4

更新です。




◆ラルフside◇


「報告です!」

「どうした。 もう少しで都市攻略が完了するのだ。しょうもない報告ならば後で聞こう」

「──魔王様が勇者を打ち取りました」

「おぉ、そうか。流石魔王様だ! ならば魔王様は今、此方と合流する為に向かって来ているのだな?」

「……それが、魔王様は消息不明の状態になっております」

「どう言う事だ?」


 詳しく話を聞けば、魔王様が予定通りの方法で敵を追い詰めると、死ぬ間際に放った勇者の抵抗によって魔王様はその姿を消失。勇者はその場で倒れ伏し、絶命したとの事だった。


「直ぐに捜索部隊を編成し、魔王様を探せ! 私も都市攻略が終わり次第、捜索に参加する!」

「はっ、了解しました! 直ぐに捜索部隊を編成、捜索に入ります」

「任せた」


 魔王様の為にも早急に任務を完遂せねば……。




◆魔王サラサside◇


「⬛︎⬛︎⬛︎!!」


 これはどう言う事だ?


 世界が塗り変えられたのか? 侵蝕系の技、なのか? ……いや、それを確かめる術は無いか。


「⬛︎⬛︎」

「さて、どうする」


 何かの意思を我に伝えたい様だが、全く意味がわからなかった。だけどこれだけは言える。決して良い感情ではないだろう。


 それどころか、


「もう、死んでいるのに動いている、か。……我よりもよっぽど化け物じゃないか」


 確実に生命活動は奪った筈。だとしたら何故動けているのか? ──言うなれば、今の青龍は空っぽの器に別の何かが入り込んでいるかの様だった。


「それにしても、本当に此処は何なんだ? 周りには我と勇者以外何も無い」

「⬛︎⬛︎⬛︎!!」

「ふむ、考えても仕方ないか。まぁ、今は貴様を倒さねばならぬと言うなら続きをヤるとしようじゃないか!」




◆ナギside◇


 時は幾許か戻り、ナギ達も神都フリューゲルへと潜入を果たしていたのであった。


「うっし! 今回も無事に潜入できたな!」

「前も言いましたけど、何事も堂々していれば良いんですよ!」


 俺と白虎はフリューゲルに潜入出来た事を喜び、軽くハイタッチをした。


「さて、それじゃ早速──」

「あ、あの!」


 そんな俺達に少女から唐突に声を掛けられた。


「「?」」

「も、もしかして道化師のナギさん……ですよ、ね!?」

「…………」


 速攻で俺の正体がバレた。


 やっぱり、大会なんて目立つ舞台に出るものじゃねぇよ! そんな感情を視線に乗せて、白虎を睨むと、私にそんな事言われても困ります! と言った無責任な視線を返された。


「えっと、誰かと勘違いしてません? 多分人違い……だと思います」


 余りにも苦しい言い訳だが、認める事によって騒ぎにされるのも困る。


「あ〜、君達──」


 俺達の存在に気付いたのか、更に人が来る。


「──って、お前マルチか?」

「やはりナギか。……久しいな。隣の女性は奥さんか?」

「あぁ、俺の奥さんだ」


 言葉にした通り、色々と有ったが……俺達は夫婦となった。


 勿論、不老である俺とは同じ時間を生きる事が出来ない事もしっかりと話し、白虎もそれで良いと了承してもらった上での関係だ。

 その代わりに白虎が生きている間、俺は白虎だけを愛する事を誓った。


「初めまして妻のシロです! 宜しくお願いします」


 白虎は勇者である事を隠す為、偽名のシロを名乗る。ってか軽い変装をしているとは言え、俺よりコイツの存在の方がバレるリスクが有るんじゃないか? ……まぁ、今回は俺が原因だったがな!


「そうか、何処かで見た事ある様な気もするが……まぁいい。──ケイティ、コレを持って先に医院に戻っててくれ」

「は、はい! それじゃマルチさん。先に戻ってますね!」


 そう言うと俺に話しかけて来た少女はマルチから荷物を受け取ると足早にこの場を去っていった。


「さっきの子はお前の娘とかか?」

「そんな訳無いって分かってて聞いてるだろ。あの子は俺の医院で働いて貰っている孤児だよ」

「孤児? 神都フリューゲルとか言われてるのに孤児の面倒をお前が見ているのか? ってかお前はココが拠点なのかよ」

「一度に色々質問するな。……まぁ、お前がどう言う想像はしているか分からないが、この都市はちょっと裏に行けば直ぐにスラム街だ。そして俺はそのスラム街で医院を開いてる医者だよ」


 そう言えば、試合した時に医者とか言ってたっけ? まぁ、スラム出身だとは思わなかったが。


「あの、こんな人通りが多い所でなんですし、何処かでゆっくりと話しませんか?」


 俺が以前、話しを聞きたいと言ってた事を覚えていたのか、白虎が話しを誘導してくれる。


「そうだな。……だったら、俺の医院に招待しよう。大したモテなしは出来ないがな」

「だったらお邪魔させてもらうとするかな。っな? シロ」

「そうですね。それではマルチさん宜しくお願いします」


 そうして俺達はマルチの案内に従い、着いていく事にした。

何時も見て頂きありがとうございます。

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