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✧ 詩 ✧ ふたり

まだ一度も逢ったことのない あなたに


抱き合わなくてもいい

唇を重ねなくてもいい

見つめ合う必要すらない

あなたの心に僕の心を重ねる

それだけでいい

僕たちは逢う必要なんてない


何もいらない

あなたの真っ直ぐな視線も

あなたのレモン色の吐息も

あなたの素肌のぬくもりも

あなたの愛すらもいらない

僕はあなたにそう言ってきたはずだ


なのに

あなたに

あなたに逢いたい

あなたの瞳を見て語り合ってみたい


本当のことを知ってしまったのに

僕はあなたに逢いたいのです

この星のどこかで

この冬空に輝くシリウスを一心に見つめているはずの

まだ一度も逢ったことのない

あなたに


もちろん僕は知っています

決してあなたに逢ってはならないことを

けれど

僕も本当はあなたに逢いたいのです

愛するあなたに







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