ハッピーエンドなんて、こんなものでしょ?
初めましての方は初めまして、熱狗です。
今回は、どのような形であれ、こんな私の小説に足をお運びくださって誠にありがとうございます。
まだまだ拙い文章ではありますが、楽しんで読んで頂けたらこれ幸いです。どうぞ、温かい目でご覧ください。
なお、作中に出て参りますPPAPは、2016年に大ヒットしたネタとは全く関係がありませんので、ご了承ください。ただ作者が流行に乗っかりたかっただけです。
革命軍の朝は早い。
雄鶏が朝を告げる前に起き出し、身支度を整える。
朝の心地よい眠りを私よりもずっと長く味わっている同僚を起こしに行く。
寝起きの悪い同僚と共に朝食を摂る。…耳栓を忘れずに。
同僚の機嫌を損ねない程度の対応に気を配りながら、彼女が昨日以前に犯した不祥事の後始末をする。
昼食づくり、昼食。無論同僚も同席。彼女の分まで私が作り、配膳する。
午前中の作業の続き。
外で好き放題暴れて疲れ切った同僚の回収。そのまま奴をベッドに投げ捨てるところまで。
やっと耳栓を外す。この時、平均しておよそ日付が変わったくらい。
どんなブラック企業であろうか、私の職場である。
私の名はカーレン。同僚の名はサンドリヨンという。本来ならばシンデレラというのが正式な読み方らしいが、田舎育ちの私にはサンドリヨンとしか発音できない。