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楽園を略奪されたので奪還します  作者: 留意茶
前章:過去のあんな事こんなこと
10/62

13歳

前章も残りわずかになりました。

やっと本編に取り掛かれそうです。

 13歳になりました。


【浮島休憩所】は内装がもう少しで完成します。

 木材のなんとも言えない雰囲気が個人的に洒落てると思ってます。


 最近の午前中は父さんと兄さん達がどこかに出かけていて居ないので、ヴァニラとジュリアの2人と一緒にいるか、デルタ、ダリア、リリアの3人と訓練をしていることが多いです。


 でも今日はほかの人は予定が入っているそうで、自由に動けるので内装づくりのクライマックスと行きたいところです。


 ということで汚れても大丈夫な服に着替えてから外に出るとジュリアがいました。


「あれ、ジュリア。予定が入ってたんじゃないの?」


 そうです。ジュリアには予定が入っているのです。

 邪魔はしたくないので内装づくりをしたいのです。


「実は予定が無くなっちゃって、リュークを誘って出かけようかなーって思ってたんだけど…」


「あー、悪い。ちょっと今から南の方まで行くんだわ。しかも昼まで帰ってこない。」


 そう言うとジュリアは顔を顰めて何か考え始めました。

 それはそうと内装が!

「早く内装が作りたいのです!」

 あ…やっちまった。


「あ、ごめんリューク。急いでるところ悪いけど、私も連れて行ってくれないかな?」


「いいけど、本気で走るよ?」

 そう言うと、ジュリアは顔を真っ赤にした。


 何を隠そう、今日のジュリアは白いシャツにカーディガン、そしてスカートにニーハイという格好なのだ!!

 すらりと伸びた脚に健康的な太ももがとても美しい。

 さらに言うとニーハイとスカートの間の少しだけ露出した肌がエロティックである。

 こんな格好で走ったらスカートが捲れるよね。


「これ以上ここにいても仕方ないからね、ジュリアは走らなくてもいいよ?」

「えっ、ちょっ…きゃっ!!」


 《アクセルLv86!!》

 内装が作りたくて体が疼くぜ!!

 そしてジュリアをお姫様抱っこして走り出しました。

 なんか視線を感じたけど気にしない気にしない。


【浮島休憩所】


「ほいとーちゃーく!!」

 そういってジュリアを下ろそうとして見てみると、ぐったりしてました。

 十中八九自分のせいです。


「だ、大丈夫?」


「こん…のバカ!少しはこっちのことも考えなさいよ!」


「わ、悪い」

 とりあえずジュリアを下ろす。

「あ…」

 名残惜しそうな顔をされました。

 どうしろってんだ!


「とりあえず疲れてるだろうし休んでおきなよ。」

 手を引っ張って二人で階段を登る。


 階段を登りきった先にあったのは丁寧に整えられた庭。

 そしてその先に佇む小さな平屋と、下の景色が一望出来るテラス席。

 テラス席には木で作られた机と揺り椅子がある。

 だから内装関連で残っている作業はタンスやら円卓やらの調度品を平屋の中に入れるだけだ。


「えっと、リュー。これはどういうことなの…」


 ごめん、家のこと考えてて忘れてたよジュリア。

 まあ気を取り直して言おうと思って台詞を言おう。


「ようこそ【浮島休憩所】へ!!」



 ===========================


 その後はテラス席の柵を作った。

 お気に入りのポイントは柵の上の手すり部分にうねりを出したところだ。これであとは家具だけだな。


「にしてもセンスいいわね、カフェでもやるつもり?」

「いや、カフェはやらないよ。ここは俺の秘密基地みたいなものだよ。」

「へー、それでこんなところにこんなものをね。」

「趣味ってのもあるんだけどね。あとは家の中にタンスとかを入れるだけで完成だよ。」

「趣味にしては本格的ねぇ。」


 アイテムボックスから出した紅茶を飲みつつ、二人で寛いでいると、庭の方からヤツがやってきた。

 何も知らないとでもいうようなつぶらな瞳。

 もふもふのしっぽ。

 体毛は金色でつま先としっぽの先だけが茶色い。

 そう、きつねである。


「おー、また来たのか。今日はこれをやるぞ」


 きつねにハチミツ付きのビスケットをあげようとすると、ジュリアが熱視線を送ってきた。


「どうした?」

「私に餌付けさせて」

「あぁ、はい、これ」

「おいでー?」


 ジュリアが声をかけると、きつねはジュリアの方へ

「とてとてっ」といった足取りで向かう。

 そしてビスケットの匂いを嗅ぎ、ハチミツを舐め、口に運ぶ。

「やだ、これ可愛い!」

「きゅ~」

 可愛いと言われたからか、きつねが鳴いた。

「可愛いなぁ~!」

 きつねはジュリアが気に入ったようで、ジュリアの肩に乗っかり始めました。


「ずいぶん懐かれてるね」

「私、この子を飼いたい!」

「とりあえず相談してみたらいいんじゃないかな。無理だったら俺が飼うよ」


 ところでこのきつねは飼っても大丈夫なのだろうか。見た感じがそんなに強そうじゃないからな。


「【鑑定】!!」


 ==========================


【ステータス】

 名前:なし

 年齢:156歳

 Lv:未定

 状態:健康

 種族:金狐

 主人:未設定


【特性】

 主人の能力の1割をステータスに加算する。

 主人の使ったスキルを覚える。


【能力値】

 未設定


 ==========================


 ……思ったより強いじゃないか!!

 なんなんだこれは!見た目詐欺じゃないか!

 ところでこの主人っていうのが決まるとステータスが決まるシステムだともしジュリアが主人になったらどれくらいのステータスになるんだ?


 今まで確認してなかったけれど、ジュリアのステータスも確認しておきたい。


「ジュリア、ステータスを見せてくれないか?」

「いいけど、タダでは見せないわよ?」

「対価は?」

「リュークのステータスも見せて!」

「お安い御用だ」


 ということでステータスを確認する。

「先に俺のステータス見てみなよ(ニッコリ)」

「あ、うん。言われなくてもそうするよ?」


 そう言ってジュリアは俺のステータスを確認し始める。


「うっわぁ、何このステータス。頭おかしくなりそう。種族やら称号やらも見えないのあるし…」


 実は称号にもうまく確認出来ないものが増えているのである。

 ちなみに俺のステータスは現在こんな感じになっている。


 ==========================


【ステータス】

 名前:リューク・????

 年齢:13歳(3↑)

 Lv:0【locked】

 状態:健康、経験値封印

 種族:???

 職業:なし


【特性】

 限界突破

 経験値取得増加【他】

 ???


【能力値】

 HP:30,087/30,087(21,524↑)

 MP:29,442/29,442(19,886↑)

 ST:13,522/13,522(8,764↑)

 SP:0

 攻撃:5,716(5,371↑)

 耐久:4,643(4,031↑)

 魔力:4,236(3,451↑)

 素早さ:3,549(2,397↑)

 運:1,050(700↑)



【戦闘スキル】剣術MAX、弓術MAX

 格闘術LvMAX、投擲LvMAX

 暗殺術LvMAX(NEW!!)、鞭術LvMAX(NEW!!)


【魔法スキル】

 並列起動LvMAX、魔力制御LvMAX

 魔力操作LvMAX、詠唱LvMAX

 消費MP減少LvMAX(NEW!!)


【補助スキル】

 隠密LvMAX、遠見LvMAX

 採取LvMAX、目利きLvMAX

 HP自動回復LvMAX、MP自動回復LvMAX

 鑑定LvMAX、看破LvMAX

 隠蔽LvMAX、偽装LvMAX

 料理LvMAX、裁縫LvMAX

 罠作成LvMAX、暗視LvMAX

 薬作成LvMAX、大工LvMAX(NEW!!)

 石細工LvMAX(NEW!!)、伐採LvMAX(NEW!!)

 走行術LvMAX(NEW!!)、拷問LvMAX(NEW!!)

 苦痛軽減LvMAX(NEW!!)、苦痛耐性LvMAX(NEW!!)

 痛覚遮断LvMAX(NEW!!)、索敵LvMAX(NEW!!)

 ???Lv1


【称号】

【???ランドの息子】

【???の加護】

【??マリーの息子】

【??の加護】

【戦兄弟の加護】

【魔術姉妹の加護】

【リアル神童】

【封印:成長阻害《極大》】

【無慈悲なるもの】(NEW!!)

【ドM根性】(NEW!!)

【限界を超えしもの】(NEW!!)

【?の??に入りしもの】(NEW!!)


【魔法一覧】


 《ヒールボールLv102》

【補助魔法】

 消費MP:Lv×5+α

 12個まで展開可能(魔法Lv10につき1つ追加)

 回復力 MP1あたりHP0.5回復(Lv1)以降Lv1につき0.5増加

 1秒に最大9までMPを消費できる(魔法Lv10につき1増加)


 《スパイクシールドLv70》

【補助魔法】

 消費MP:Lv×10

 9個まで展開可能(魔法Lv10につき1枚追加)

 耐久:50(Lv1)以降Lv1につき5加算



 《アクセルLv86》

【補助魔法】

 消費MP:Lv×20

 対象の素早さに+10%の補正(Lv1)以降Lv1につき0.5%加算

 持続時間は使用者の(速度+魔力)秒


 《ブーストLv90》

【補助魔法】

 消費MP:Lv×20

 対象の攻撃力に+10%の補正(Lv1)以降Lv1につき0.5%加算)

 持続時間は使用者の(攻撃+魔力)秒


 《エレキボールLv131》

【攻撃魔法】

 消費MP:Lv×5

 接触した相手に風の属性ダメージ(攻撃力=10+魔法Lv×魔力/100)

 8回まで攻撃できる。(Lv20につき1回増加)

 耐性のない相手に麻痺追加


 《魔力の糸(マナストリングス)Lv64》

【補助魔法】

 消費MP:任意

 消費MPによって強度と長さが変わる

 属性を付与して攻撃に使ったり魔力を流して魔法陣に使ったりと用途は多岐に渡る。



 《ヒールLv63》

【回復魔法】

 消費MP:Lv×50

 対象のHPをLv×(使用者の魔力/1,000+対象の耐久/1,000)回復する

 部位欠損は再生不可能。


 《マジックメイルLv82》

【補助魔法】

 消費MP:Lv×20

 対象の耐久に+10%の補正(Lv1)以降Lv1につき0.5%加算

 効果時間は使用者の(耐久+魔力)秒


 《マナブーストLv42》

【補助魔法】

 消費MP:Lv×20

 対象の魔力に+10%の補正(Lv1)以降Lv1につき0.5%加算

 効果時間は使用者の(魔力×2)秒


 《アンチマジックベールLv36》

【補助魔法】

 消費MP:Lv×50

 対象へ魔力的干渉を防ぐベールを張る

 効果時間はLv×5秒


 《フレイムボムLv16》

【攻撃罠魔法】

 消費MP:Lv×100

 最大Lv分までの火属性の爆弾を作る。

 攻撃力はLv×(魔力/100)

 一定の負荷で起爆する。


 《アイスボムLv16》

【攻撃罠魔法】

 消費MP:Lv×100

 最大Lv分までの冷気を放つ爆弾を作る。

 攻撃力はLv×(魔力/100)

 一定の負荷で起爆する。


 《ウインドアローLv96》

【攻撃魔法】

 消費MP:Lv×2

 風属性の矢を出す。(攻撃力=10+魔法Lv×魔力/200)


 《カースLv8》

【妨害魔法】

 消費MP:Lv×500

 対象の、攻撃・耐久・魔力・素早さのすべてを半減させる。

 成功確率は{(20+5×Lv)-対象の(耐久+魔力)/100}%


 《アイテムボックスLv62》

【補助魔法】

 消費MP:10

 魔法レベル^2個までのアイテムが入る。

 入れられるアイテムの重さは魔法Lv×0.5kgまで。


 ==========================


 魔法の伸びはかなりいい。特にエレキボールとウインドアローは破壊力が高くてお気に入りだ。

 罠としても使えるエレキボールと連射ができるウインドアロー。

 それに行動を阻害できるマナストリングス。


 ステータスもいろいろあってかなり成長している。


 まず気になるのが特性だ。

 限界突破は、ステータスに成長限界が来なくなるらしい。

 経験値取得増加【他】は、周囲の人間のの経験値が入る行動すべてに極大補正が入るらしい。かなり強い。


 次に称号なのだが、やっぱり俺考案の訓練のせいで称号がひどいことになっている。


【無慈悲なるもの】

 無慈悲に敵を追い詰めたものに送られる称号。

 無慈悲な選択への迷いが薄れる。


【ドM根性】

 目的のためには激しい苦痛をも耐え抜く強靭な精神の持ち主に贈られる称号。

 耐久とHPの成長に大補正。


【限界を超えしもの】

 肉体・精神の限界を突破するほどの苦痛を耐え抜いたものへと贈られる称号。

 限界を超えた力を手に入れる権利を得る。


【?の??に入りしもの】

 ?の??に入りしものへと贈られる称号。

 ?の力を使えるようになる。


 ==========================


 次はジュリアのステータスの確認をしたいと思う。

 ジュリアと俺は2人で過酷な訓練を行ったのである。

 だからジュリアのステータスも相当伸びていると思われる。

 かなり期待している。


 ==========================


【ステータス】

 名前:ジュリア

 年齢:13

 Lv:0【locked】

 状態:健康、経験値封印

 種族:???

 職業:なし


【特性】

 ???

 ???

 ???


【能力値】

 HP:23,689/23,689

 MP:22,743/22,743

 ST:7,898/7,898

 SP:0

 攻撃:3,321

 耐久:3,974

 魔力:3,265

 素早さ:2,856

 運:593



【戦闘スキル】

 鞭術LvMAX、短剣術LvMAX

 投石LvMAX、投擲LvMAX

 格闘術LvMAX


【魔法スキル】

 並列起動LvMAX、魔力制御LvMAX

 魔力操作LvMAX、詠唱LvMAX

 消費MP減少LvMAX


【補助スキル】

 隠密LvMAX、家事LvMAX

 HP自動回復LvMAX、MP自動回復LvMAX

 鑑定LvMAX、看破LvMAX

 隠蔽LvMAX、偽装LvMAX

 走行術LvMAX、痛覚遮断LvMAX

 苦痛軽減LvMAX、苦痛耐性LvMAX

 索敵LvMAX、拷問LvMAX


【称号】


【恋する乙女】

【乙女の観察眼】

【尽くす女】

【不器用】

【封印:成長阻害《極大》】

【無慈悲なるもの】

【ドM根性】

【限界を超えしもの】


【魔法一覧】


 《マジックミラーLv67》

【補助魔法】

 消費MP:Lv×20

 魔法の鏡が魔法を跳ね返す。

 耐久:10(Lv1時)以降Lv1につき2増加


 《乙女の祝福Lv10》

【回復魔法】

 消費MP:Lv×50×半径(m)²×3

 味方だと認識した相手には回復魔法

 敵だと認識した相手には攻撃魔法として作用する

 攻撃力:Lv×(200+対象の攻撃/1,000)

 回復力:Lv×(200+対象の耐久/1,000)


 《洗浄Lv52》

 消費MP:Lv×10

 対象を清潔にする。

 終了までの時間:10(分)/Lv


 《アイスアローLv106》

 消費MP:Lv×2

 水属性の矢を出す(攻撃力=10+魔法Lv×魔力/200)



 ==========================


 ジュリアは全体的に俺を1回り小さくした感じのステータスだ。

 魔法も少ない代わりに役割もわかりやすいし、育っているから文句を言えない。アイスアローに至っては俺のウインドアローよりめ強いしな。


 ということでまずはめぼしいスキルの確認からしたいと思う。


【消費MP減少LvMAX】

 消費MPを(スキルLv×9)%減少させる。


【拷問LvMAX】

 敵に苦痛を与える目的で攻撃した時与える苦痛が上昇する。


【痛覚遮断】

 痛覚を遮断して痛みを減少させる。

 減少量は(スキルLv×9)%


【苦痛軽減】

 感じる苦痛を(スキルLv×9)%軽減する


【苦痛耐性】

 あらゆる行動において苦痛を感じにくくする。

(スキルLv×9)%で苦痛を感じない。



 2人ともいつの間にか鞭術と痛覚遮断、苦痛軽減、苦痛耐性を持っているけど別に気にしない。

 つまりはそういうことなんだ(´・ω・`)


 続いてジュリアの称号を見たいんだけど、これは流石に見てもいいか本人に確認する必要があるね。


「ジュリア、称号なんだけど、見てもいい?」

「あー、うん、いーよー?」


 ああ、これは話聞いてないね。まあ承諾してもらったし、遠慮なく見ますよ。

 正直なところ、【恋する乙女】とかは見るのが怖いから最後にしたい。

 となると、四つあるものをしたから見ていくことになる。

 ということで、まずは【不器用】から。



【不器用】

 好きなら好きって言ってしまえばいいんだよ。

 ほら、言いなさい?いーいーなーさーい!!



 ・・・称号を考えた人は間違いなく楽しんでると思う。

 続いて【尽くす女】を見る。



【尽くす女】

 生涯でただ1人だけを愛すると心に誓った女に送られる称号

【恋する乙女】の対象に対して全行動の経験値取得増加《極大》



 …もうこの時点でびっくりだよ!恋心がこんな効果を出すなんて普通は思わないでしょ?


 ここまででこんなに驚くとなると、残り二つを見るのが嫌になってくる。でも見ないと行けない気がする。

 ということで続きまして【乙女の観察眼】



【乙女の観察眼】

【恋する乙女】の対象が使ってみせたスキルの習得、成長速度に補正《極大》



 …【恋する乙女】が万能すぎる。

 いよいよ、ラスボスの【恋する乙女】を見ます。



【恋する乙女】

 対象が近くにいる時、全取得経験値量に補正《極大》。

 対象者:リューク




 …えっ?これはつまり、どういうことだ?【恋する乙女】の対象が俺ってことは、つまり、そういうことでいいのか?

 …一応聞いてみるか?


「どうしたの、リューク。いきなり固まって。」

「な、なあジュリア。称号の【恋する乙女】の対象が俺になってたんだけど、これってつまり、そういうことでいいのか?」


 言った途端にジュリアの顔が真っ赤になる。

「え、あ…うそ…」

 涙目で少し俯いてプルプル震えている。

 こんな時にではあるがなんだか可愛い。

 しかしこれはまずいな。

 少し落ち着くまで離れようか。そう思って立ち上がろうとした瞬間、ジュリアに袖を掴まれた。


「ねえ、リューク。私はリュークが好きよ?」


 少しだけ上目遣いで聞いてくるあたりがずるいと思う。

「リュークは私のこと、好き?」

「俺もジュリアのこと、好きだよ。」

 即答する。

「ねえ、リュー。私と付き合ってくれない?」

 不安そうに聞いてくるジュリアがとても愛おしい。

 そこまで不安にならなくても、断るはずがないのに。

「こちらこそ、だ。俺と付き合ってください。」

 そう言って彼女を抱きしめる。抵抗はなかった。

「えへへ。…幸せにしてね?」

「ああ、絶対に幸せにするさ」

 そう言って2人で抱き合った。



 その日から2人は付き合い始めた。





 しかし2人は気づいていなかった。遠くから嬉しそうに抱き合う2人の姿を見ているものがいた事に。


 そしてリュークは気づいていなかった。その日がリュークにとって最強の嫁が誕生した日だったと。

次回、新たな魔法を開発します。

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