第四十四話
「ちょっと暑いかな~くらいな程度なんですね。 普通にばてちゃうものかと思ってました」
「小雪ちゃんもちょっと特殊なのかもしれないね」
お城の中で小雪は澪次となにやら会話をしていた。
途中で会話が途切れると小雪はゴスロリの服を脱ぎだした。
黒いブラが見えるくらいにおろして。
「日焼け止め・・・・塗ってくれませんか///?」
「ん?いいのかな?」
おずおずと小雪が声をかけると笑顔で聞いてきた。
彼女はこくこくと上下にうなずいている。
この夏の暑さには日焼けオイルを塗らないといけないと思ったのだろう。
彼女の肌はとても真っ白でキレイであるが氷狼たちよりはまだまだかもしれない。
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ぐるるるる~・・・・。
「お、おなかすきました。 で、でも・・・・あんな栄養補給なんて恥ずかしいですようっ」
ピンク色のゴスロリ服にふわふわの日傘をもって、ぶつぶつとつぶやく小さな少女。
つぐみよりは小さいかなと思われる少女だ。
「な、なにか食べれるものは・・・・」
キョロキョロと周囲を見渡すのだが、これといっていいものが見当たらない。
これにはどうしたもんかと考えているようである。
よくみると耳が長めなのだが、大きなリボンでそれを見えなくしている。
「うぅ、視線が多いです」
少女は肩身がせまそうにしながら歩いている。
じろじろと視線が集まるのは彼女の豊満なバストと輝く銀色の長い髪が特徴的だ。
ふらふらと歩きながらそのうちに少女はぱたりと倒れてしまったのであった。




