第40話お昼寝ゆかりん
久しぶりの更新ですよ~
そよそよと風が吹いてる中で由香里は樹の根元で熟睡中のようだった。
おだやかな日光だからなのか、それとも猫特有の性質のせいかは不明だが。
気持ちよさそうに目を閉じて眠っているようだった。
ちなみにお昼休みに来てここで眠っていたりする。
「・・・・すぅすぅ」
気持ちよさげに眠りについているあたり、幸せそうに思える。
「お、いたいた。 ここにいたがか」
顔に傷がある心が眠っている由香里のそばにいくと起こさないように隣に座る。
ちらっと隣をみるといまだにおきずに眠っているようだ。
「由香里ちゃ、まるで猫みたいぜよ」
ふっと笑みをこぼしながら由香里の髪に触れてやさしく撫でる。
するともっと、とおねだりするように頭をこすりつけている由香里。
「本当に猫みたいぜよ」
くくくっと笑いながら由香里の頬を撫でてから、いたずら心を胸に秘めてあごをくすぐる。
するとますます気持ちよさそうに擦り寄る由香里。
「・・・・・起きてないんじゃろか」
こうも好意的にされていると起きているのではないかとかんぐる心。
「・・・・・ん?」
「目が覚めたがか?」
目をうっすらとあける由香里に笑顔で声をかける心。
由香里はなにも言わずにじーーーっと心を見つめているようだった。
「・・・・?由香里ちゃ?」
「・・・・ぺろぺろ」
不思議に思って声をかけると由香里は心の頬と口元をなめていた。
これに硬直して顔が赤くなる心と再び眠ろうと心のひざに乗り、よりかかるように目をとじる。
「~~~っ////!?」
離れたいが眠っている由香里を起こすわけにはいかずに動けずにいる心。
「・・・・なにやってんだ?」
「さあ?楽しんでいるわけでもなさそうやけど」
「えっと、声をかけるべきか悩みますね・・・」
歩いていると硬直している心を見て光一と深紅は不思議そうにつぶやいて歩美は困惑しながらどうするべきか悩んでいるようだった。
「あらあら、あの二人は仲良しね~♪」
「お姉ちゃん、それどころじゃない気がするんだけど」
「ほっとけほっとけ、あれで幸せそうだから」
「いいな~。俺も彼女がほしいぜ」
にこにこ笑顔の美桜とつぐみは手をつないで歩いており、その隣を歩いている秀久と富士也。
美桜はのほほんとつぐみはおろおろと秀久はわれ関せずで富士也はうらやましそうに見ているだけ。
「・・・わたしぃも昼寝するですよ~」
「だめだよ、授業がはじまっちゃうよ!?」
日和が昼寝しようとのそのそと由香里たちがいるほうへと向かおうとするが剛が止めるために腕をつかんだ。
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