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緋色と華  作者: レフェル
31/59

第25話

『みんな~!』


駆けるように走ってくるつぐみ達。

それを見て振り向く光一達。


「なにかあったの?」


心配そうにつぐみは訪ね。


「ああ、いきなり突然現れたやつが忠告してきたんだ」


秀久がつぐみの問いに答える。


「濃厚な気配がしたからささっと切り上げてきたんやけど、

遅かったようやね。歩美、どないや?」

「はい。週してみて結果なんですが。 もう、ここにはいないようです」


深紅は周囲を見渡して呟き、歩美は意識を集中するが、ここにはいないことしかわからなかった。


「気配をけすのにもたけてやがるか」


光一はそう呟いて口元をゆるめる。


「それで、どんな忠告だったのじゃ?」


玉藻が首をかしげて尋ねる。


「近々、血なまぐさい事件が起きるとよ」


晴明がめんどくさげに説明する。


「それだけなの?」


美桜は不思議そうに問いかける。


「はい、それだけを言うと消えちゃいました」


蓮介は頷いて答える。


「いったいどういうことなんだろう……」


忠告の内容について考え込むつぐみ達。

まさか、本当に起きることのまえぶれなのだろうか。


「ひとまず、見回りすればわかるんじゃねーか?」

「そうだね。問題は誰がいくか、だよね」


秀久の言葉に頷くとつぐみは考え込む。


「狼崎姉妹は、身長のこともあるから除外だな」

「ちっちゃくないよ!?」

「うふふ~♪ 余計なこと言うのはどの口かしら~」


光一の言葉に抗議するつぐみとにこやかな笑みを浮かべる美桜の背後には阿修羅が。


「光一、余計なことを言うからだぞ」

「こればかりは、どうフォローしようにもねーよな」


秀久と晴明は溜息をついた。

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