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第6話 嫌いだ嫌い

鷹羽 茜、色気で人を釣るタイプのヘンタイさんだった。

「いらっしゃい兄ちゃんたち。ここはなんでも揃ってるよ」


「ほぉん、じゃあレールガn__」


「ない」


「えー、じゃあダイナマイt__」


「ない」


「俺の世界の武器屋にそんなんあってたまるかぁ!」

「「ちぇー」」

姉弟揃って物騒な件について。

_____


「見ろよ雄大、これ鋭いぞ」

「んー?あ、ホントだ」

雄大を呼んで明らかに鋭そうな剣を見せる。


「へぇ、兄ちゃん勘がいいねぇ。そいつぁ俺が打った、最高級品ってやつだ」

「……よし、買った!」

「まいどぉ!」

即買いだね。最高級品っていったらガルタン戦記でも最強の装備だったりする。この世界でもおなじだとおもうが……。


「試してみるかい?」

「あ、良いんすか」

隣にサンドバッグがあるらしいからそこで試し斬りしてみることに。


「そぉーれ、いくぞぉー」

振り下ろす。


スパッ!


なんと真っ二つに。


「さっすがあたしの弟!剣の扱いはバッチリ!」

「姉ちゃんのスパルタ教育のせいだろうが」

「充、可哀想だな」

「言うな」

鞘に収め、店主に聞く。


「なあ、他の武器ってあるか?」

「おう、もちろんさ」

そう言って、何かを持ってくる。……銃?


「ギアマグナムっていう、俺の息子がつくった武器さ。銃にしちゃでかいがな」

確かに、なんかごつくて大きい。両手で持たないと落としそうだ。

そう考えていたら。


「ねぇ、おじちゃん……それ、ちょうだい?」


「「え゛」」

引いた。マジ引いた。こんな姉、誰が好きなんだよ。


「可愛い子にそんなこと言われちゃあねぇ……上げちゃうッ♡」

「キモ」

「人の姉に興奮すんじゃねえよ」

まずそもそも色気使う姉とか嫌だ。


__祝祭の広場__


「ったく。嫌いだ嫌い」

「ったく。嫌いだ嫌い」

「2人ともぉ?ごめんねぇ?」


「「嫌いだ嫌い」」


「ごめんッてばぁ〜!」

というわけでミスドの前に行く。奢ってもらって許そう、ということだ。

_____


「うーん、うまい!」

「まぁ、よしとしよう」

それぞれ好きなドーナツを二つ買ってもらうことに成功した。

よって、許そうと思う。


「うぅ……でも面白そうな武器だしぃ……仕方ないしぃ……」

「そのまま続けるとGODIVAかスタバ奢ってもらうことになるけど」

「お許しください」

「充えげつねぇ〜w」

鷹羽 茜、陥落。姉の扱いをマスターした気がする。

_____


「じゃあ、俺こっちだから!」

「また明後日な、雄大」

「おう!また明後日、充!」

「またねぇ〜」

雄大と別れ、家へ帰る。さっきLINEで「今日はシチューだよぉ 父より」と来たんで、帰りはスキップ。


「たたいま」

「だだいま」

「おかえり。もう直ぐでできるよ。手を洗ってらっしゃい」

「サンキューマイファーザー」

「サンキュー」

いい匂いがしてくる。食欲を掻き立てるッ!


「食材は充に捧げられたお野菜たちだよ〜」

「グッド!」

「いいにおーい」

シチューの付け合わせは、我が家ではガーリックトースト(茜の世界のパンを使用)だ。


「「「いただきます」」」


「うん!美味しい!」

「異世界産の野菜なだけあって、栄養がある感じだ!」

「シチューにしてよかったね!」


異世界育ちの野菜たちは、思った以上に旨みがあって、食欲をさらに掻き立てる。

パンの方も、新鮮さがあって、ガーリックバターとの相性も抜群。

総合結果、ベリーグッド!


「ごちそうさま」

「ごっちー」

「うん、ごちそうさま!」

これが異世界産食材。これで商売を……というのは犯罪か。

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