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君とひとつになれたなら
朝、起きて。
何かが足りない気がして。
まだ目を開けない妹に覆いかぶさるようにして顔の横に手をついた。
「……」
真上から、眠る妹を見つめる。
規則正しい呼吸を聞きながらじっと見つめた。
そうしていること数分。
「……」
「……」
やがて、視線に耐えられないというようにカリナは目を開く。
「起きてた?」
「寝てましたけども」
あなたの視線で起きましたと言うあきれ顔の妹のことは、組み敷いたまんま。
「どいてくれはしないんですね」
「うん」
じっと、見つめあって。
「今日はどうしたんですか」
「んー?」
そっくりな妹を、見つめながら。
ぽつり。
「俺のものになれば、痛みがわかんのかなって思っただけ」
こぼせば。
「……そう」
笑って。
「私も、あなたの心がわかりたい時があるわ」
そう言う妹に俺も笑って。
いい加減にどいてと胸を押す妹の手を取って、起こしてあげた。
『君とひとつになれたなら』/レグナ




